京成3500形は1972年に登場した車両で、京成初のステンレスカー(セミステンレス車体)です。1982年まで製造され、最大で96両が在籍していました。足回りは基本的に3300形のシステムを継承しており、1C6Mの制御装置をもつMT比率1.5M0.5Tの2両がユニットとなっています。制御方式は抵抗制御です。1996年より大規模な更新工事を実施、前面デザイン変更や側面窓の交換によってイメージが大きく変わりました。制御装置の交換は行なわれず抵抗制御のままですが、この時に先頭台車が動力台車となり、京急線にも入線することができるようになりました。2014年現在、更新車56両と未更新車16両の計72両(芝山鉄道所属車両を含む)が在籍しています。
更新車
京成3500形モハ3507 勝田台→志津
京成3500形モハ3523 大久保→実籾
京成3500形モハ3523 大和田→勝田台
更新車の走行音です。モハ3556までの56両が該当します。2014年度末以降、6連6本および4連5本を基本構成としており、優等運用を中心に動いていた8連は消滅してしまいました。
未更新車
京成3500形モハ3595 稲毛→みどり台
京成3500形モハ3589 稲毛→検見川
京成3500形モハ3589 幕張→幕張本郷
未更新車の走行音です。現在は3576、3588、3592、3596編成の4連4本が在籍しています。荒々しいドアの開閉動作や、締まりのないブレーキの緩解音から古い車両ということが感じ取れましょう。
京成3500形モハ3587 海神→西船
京成3500形モハ3587 八幡→菅野
京成3500形モハ3590 幕張本郷→幕張
京成3500形モハ3590 大森台→学園前
未更新車についてはこのまま廃車まで特に変化はないだろうと思っていた矢先、2010年末ごろにドア開閉時におけるエア排気音を消音化する小改造が実施されました。ドアの開閉音に変化が生じています。
【抵抗制御】 Update 2014.09.23 / Release 2011.12.18
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