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京阪800系京阪800系は1997年に登場した京津線、京都市営地下鉄東西線直通用の車両です。2012年現在4連8本が在籍しています。浜大津付近の併用軌道、逢坂山付近の急勾配&急曲線、そして地下鉄東西線という極端に性格の異なる線区を直通することから、車両は16m級、全車が電動車の4両編成となっています。制御装置は東洋電機製のVVVFインバータ(IGBT素子、1C8M)が採用され、京阪としては初めてIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御車となりました。運用範囲は長らく浜大津〜東西線京都市役所前でしたが、2008年の東西線太秦天神川延伸で800系も太秦天神川まで足を延ばすようになりました。地下鉄区間に対応するため、保安装置はATSだけでなくATC・ATOを積み、極小トンネル対応のパンタグラフや極薄クーラーを搭載するなど、小さい車両に高度な機器をびっしり載せています。"技術の京阪"の粋が詰まった車両と言えましょう。


京阪800系813 大谷→追分

京阪800系813 追分→四宮

京津線内の走行音。浜大津から逢坂山を越えて、京都盆地へ向かって転がっていく区間です。800系のIGBT素子のVVVFインバータは東洋電機製の中でも最初期に導入されたもので、東急7700系(7915編成)に近い音がします。ワンマン運転を行なうためアナウンスは自動放送となっています。

京阪800系813 浜大津→上栄町

併用軌道を走る800系です。この音声ファイルでは上栄町まで一気に走り抜けていますが、運が悪いと赤信号に引っかかって停まってしまいます(赤信号での停車場面があったほうが、併用軌道を走っている感じが出たのかもしれないが)。2:05付近で警笛の鳴動がありますが、寺院の半鐘の音をイメージして作られたという警笛はかなり独特な音色となっています。

【東洋電機 IGBT-VVVF】 Update 2013.01.06 / Release 2013.01.06
タグ:京阪

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