KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2007.02.27

今更かよ・・・という気がしないでもないが、今月中旬ごろ、3700形3711編成の行先・種別の表示類がLED化された。案内表示類のLED化は他社でも行なわれており、決して珍しいことではないが、京成では既存の車両のLED化は初めてのこと(除:3600形)であり、なにより前面デザインのアクセントとなっていた種別表示もLED化されたために、車両前面の印象まで変わる結果となっている。

▲3700形LED顔 従来の印象と変わってしまった

▲車両側面の表示装置 3000形と同じものっぽい

LED式の案内装置への交換は、やはり保守の手間の軽減、そして3000形と同じものを用いていることから、機器の共通化ということも考えられているものと思われる。他社が軒並みフルカラーLEDを採用してる中、3000形ともども3色表示のLEDは設備的に劣っている感があるが、今回3700形に3色LEDが採用されたことにより、今後も3色LEDを使い続ける可能性があることを示唆している。また、他の3700形の装置もLED化されるものと思われる。一方、運番の表示装置はマグサイン式のままで、3600形でLEDへの交換実績があるものの今回は手が加えられなかった。


▲装置を車内から見てみると、(上)従来あった確認用の穴がなくなってる・・・
(下)幕式のときのものがそのまま用いられ、確認用の穴も残っているが、黒で目隠し。

LED化ということで、個人的に気になったのはどのくらいのシャッタースピードで表示が切れるかどうか。簡単に検証してみた。

▲シャッタースピードと写り方の関係(前面行先)

▲シャッタースピードと写り方の関係(前面種別)

行先のLEDは1/160、種別は1/320で切れてしまった。というわけで、行先もしっかり写し込むという場合には最低でも1/125でシャッターを切らなければならなく、3000形と同様に撮影者泣かせのLEDということになりそうだ。(※カメラの機種、撮影の条件等でこの通りにならない可能性があるということをご注意いただきたい)

最新記事

京急線 2022年11月の大幅ダイヤ改正を見る

京急線、約23年ぶりの大幅ダイヤ改正。京急線で2022年11月26日に実施されたダイヤ改正は、京急自ら「23年ぶりの大幅ダイヤ改正」と表現するほど大きなものであった。その中でもとりわけ大きな内容...

京急線 2022年11月の大幅ダイヤ改正を見る
京成本線 実籾〜八千代台間の線形改良が完了

京成本線実籾〜八千代台間、実籾カーブの線形改良が完了。京成電鉄が進めている本線実籾〜八千代台間の線形改良工事に大きな動きが生じている。5月19日終電後から翌20日未明にかけて上り線の切り替え工事...

京成本線 実籾〜八千代台間の線形改良が完了
京成線 駅別乗降人員ランキング(2022年度)

2022年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2022年度の駅別乗降人員をランキング形式で見て...

京成線 駅別乗降人員ランキング(2022年度)
京成電鉄「2023年度 鉄道事業設備投資計画」を読む

今年も大型連休が終わり、鉄道各社から設備投資計画が発表される季節がやってきた。京成電鉄でも18日に発表があったところなので、これを読んで今後の動きを探ってみよう。2023年度における鉄道事業の...

京成電鉄「2023年度 鉄道事業設備投資計画」を読む
ちばレインボーバス197号車 リゾートカラーの日野ブルーリボン

リゾートカラーのちばレインボーバスが登場。北総線沿線の印西市に本社を構えるちばレインボーバスは、自社導入の車両のほか、京成バスグループ各社からの経年の移籍車で営業を行っている。同社の移籍車に...

ちばレインボーバス197号車 リゾートカラーの日野ブルーリボン