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エトセトラ

2007.09.24

N05450.jpg

京急2100形 2157編成
2007.7.6/八丁畷

▲2100形で唯一見られる快特羽田空港行
  • [平日/土休日]401A 快特羽田空港
  • 始発:三浦海岸450 → 終着:羽田空港551
  • ダイヤ:1999.7.31改正
  • 備考:2100形で運転、京急蒲田~羽田空港間:500A

京急線の横浜方面~羽田空港のアクセスは今でこそ特急が日中20分毎で運転されているが、全てはこの列車から始まったといっても過言ではないだろう。401A、三浦海岸始発快特羽田空港行である。現在も早朝に運転されている401A、実は古く、京急蒲田以南の急行廃止を含めた1999年7月の白紙大改正で登場しており、横浜方面からの羽田空港行ということ、さらに京急で最も早起きな列車でそれが「快特」ということで、かなり話題になったものだった。

401Aの運転開始当時は川崎方面から京急蒲田の1番線に直接入線が不可、京急蒲田でどうやって折り返していたかというと、1.京急蒲田駅3番線に到着、客扱い → 2.一旦品川方へ入線 → 3.品川方の渡り線を用いて1番線に入線、客扱い → 4.羽田空港へ という具合に、それしか方法がなかったものの、今考えるとかなりむちゃくちゃな方法。加えてこの列車、2100形での運転となっており、蒲田で進行方向を変えるとどういうことになるか・・・一部区間ながら転換クロスシートがすべて逆向きの状態で運転されるという羽目に^^ゞ

そして、意外にもこれが2100形唯一の羽田空港行だったりする。2100形は京急のイメージリーダーであり、羽田空港駅が開業すると広報物にはお決まりのように羽田空港表示の2100形の姿が見られたものだったが、実際の運行で同様の表示が見られるのはこの401Aのみ、ということになるわけだ。

・・・とまあ、とにかくいろんな意味でネタ要素満載な三浦発の朝一の快特、それが品川行ではなくて羽田空港行というのは、良くも悪くも今の京急を象徴している列車と言えるのではないだろうか。

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