2008.05.22
インターネットの普及で、イベント情報だけでなく、ある車両にヘッドマークを掲出するなどといったものまで、鉄道事業者からの公式情報が自宅にいながら入手できるようになったが、稀に予告なくしてヘッドマーク等の装飾が実施されることがある。最近では、東急東横線における8000系引退に伴って、元日及び1月2日に突如装飾及び終日運行への充当(厳密には夕方で車両交換)が実施され話題を呼んだが、1号線系統でも比較的最近、予告なしでヘッドマークの掲出が実施された例がある。2年前の2006年4月1日、59H:1707編成である。

京急1500形 1707編成
2006.4.1/新馬場
ちょうどこの頃、北総線の都心直通から15周年、すなわち四社局による直通運転開始から15周年ということで、各社局の直通車両数編成に丸型のヘッドマーク掲出が実施されていたが、1707編成が4月1日限定で、サボ受けを使用した特別バージョンを掲出して走った。四直15周年ヘッドマーク掲出のプレスリリースは実施されたが、その中で特別バージョンは図柄が公開されただけだったのである。
数ある運用のうち、59Hでこのようなヘッドマークが掲出されたのは、この59Hが京急線から浅草線・京成線を介して北総線まで至る、四社局を一気に走り抜ける運用だからかと思われる。事実、特別バージョンのヘッドマークが掲出されたのは、59Hの中でもさらに1059Hから1558H(羽田~印旛間を走る列車)に限定されていた。

京急1500形 1707編成
2006.4.1/四ツ木
余談ながら、私はこの日の夜から5日間の関西・九州旅行を計画していたのだが、特別ヘッドマーク掲出の情報を得て、急遽予定より早く家を出たのだった。んでもって、59H:1707編成を一日中追っかけ回し、旅行へ行く前から既にヘトヘトになってしまったのもいい思い出である。
最新記事
2025.05.05
北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出
走り続けて30年。北総鉄道では、4月1日に同社が管理を行っている9100形がデビュー30周年を迎えたことを記念して、ヘッドマークの掲出を実施している。ヘッドマークを掲出しているのは9100形の...
2025.04.30
京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)
2024年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2024年度の駅別乗降人員をランキング形式で...
2025.04.26
京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施
表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...
- 京成バス
- タグはありません
2025.04.20
北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)
今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...
2025.04.15
京成グループ 車両の動き(2024年度)
京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...
- 京成
- タグはありません