JR東日本209系"MUE-Train" 高崎線で試運転
2008.11.04
最近、内容がどうも東海地方にベクトルが向いてるので、ちょいと修正・・・しかも久々にタイムリーなネタをば。10月上旬に登場し、先月末から宇都宮線で公式試運転を開始した209系改「MUE-Train」、本日4日は高崎線で試運転を行った。

JR東日本209系 宮ハエ“MUE-Train”
2008.11.4/深 谷
そもそも"MUE-Train"って何じゃい・・・簡単にメモしておくと、「車両の性能向上に関する開発」、「次世代車両制御システムの開発」および「営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発」に関わる走行試験を行う車両だそう。多目的試験車(MUltipurpose Exprimental Train)の頭文字を取って"MUE-Train"。京浜東北線での運用を離脱した209系のウラ2編成の一部を改造した7両編成で、配置は川越車両センターとなっている。

JR東日本209系 宮ハエ“MUE-Train”
2008.11.4/行 田
前述の通り"MUE-Train"は7両編成のはずだが、今日の試運転はどういうわけか4号車のサヤ209-8を抜いた6両編成の運転となっていた。試運転や測定走行を行うにあたって必要の無い車両は外すのか、それとも今回だけのイレギュラーなのか、そこらへんはよくわからない。
写真を見ていただくとおり、209系の改造とはいえ、白を基調としてデザインされた外観に目が行く。"MUE-Train"のロゴを含めて何らかのデザイナー(JR東日本と関係の深いGKあたりか?)の介入があると思われ、このあたりにJR東日本のこの試験車両あるいは研究への期待がうかがえる。
床下機器は汚れたものと綺麗なものが混在しており、研究に用いるであろう機器が新設されていることが確認できた。車内は死重として用いるポリタンクが搭載されているほか、データ測定用のコンピューター類が積み込まれており、まさに走る研究施設といった感じであった。
関連記事
2008.07.08
EF58 61"ロクイチ"の単機回送を撮る その2
少し遡って6月20日のハナシになってしまうが、JR東日本の「ロクイチ」ことEF58 61の回送が実施されるということで撮影に行ってきた。個人的にはちょうど一年前にも撮影の機会があった「ロクイチ」...
2008.02.07
「成田エクスプレス」用新型車両 E259系
JR東日本によると、2009年秋より特急「成田エクスプレス」を新型車両E259系に置き換えるそうな。2009年と言えば、2010年の成田高速鉄道が開通を翌年に控えた年であり・・・やはりJRと...
2008.01.26
D51牽引「SL南房総号」運転
南房総をD51が行く。昨年の「ちばDC」に引き続いて、今年も房総半島にSLがやってきた。1月25~27日、3日間限りの「SL南房総号」ということで、遠路はるばる房総の先っちょの方まで足を伸ばして...
最新記事
2025.05.05
北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出
走り続けて30年。北総鉄道では、4月1日に同社が管理を行っている9100形がデビュー30周年を迎えたことを記念して、ヘッドマークの掲出を実施している。ヘッドマークを掲出しているのは9100形の...
2025.04.30
京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)
2024年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2024年度の駅別乗降人員をランキング形式で...
2025.04.26
京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施
表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...
- 京成バス
- タグはありません
2025.04.20
北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)
今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...
2025.04.15
京成グループ 車両の動き(2024年度)
京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...
- 京成
- タグはありません