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エトセトラ

2009.06.25

前回の記事から少し間が開いてしまったが、京急車の快速代走のハナシのつづきをば。ここからは種別・方向幕の方向へ話題をシフトしたいと思う。

京成線高砂以東に直通する京急所属車は、京成線内で使用する停車駅予報装置を装備している600形に限定されているということになっている。このことにより、京成線内で「快速」の運転を開始したとき(2002年10月)に「快速」の種別を、また日中の「快速」が佐倉折返しになったとき(2006年12月)に「佐倉」および「成田空港方面佐倉」の行先を準備したのは600形のみであった。しかしながら、現実的には過去の記事で取り上げたように、遅延などの原因による代走で600形以外の京急車も半ば恒常的に直通してきており、方向幕の不備(特に改正直後)が露呈していた。

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▲初期に白幕化された1625編成、「快速」はあれど「佐倉」は持っていない

「快速」や「佐倉」の幕は、検査入場時における方向幕交換とともに装備率が上がっており、最近の代走では行先・種別をきちんと表示できることが多くなっている。新1000形では6次車以降のステンレス車は新造時より表示可能、4次車8連:1057編成および5次車8連:1065編成のLEDも最近のデータ改修で「佐倉」表示が可能となっている。「佐倉」はおろか「快速」すら持っていなかった1次車は白幕化で不備は解消、1500形についても方向幕の白幕化で「佐倉」表示が普及してきた。現在、「快速」を持っていない編成は(8連に限って)消滅、「佐倉」を持っていない編成は新1000形の一部と初期に白幕化された1500形チョッパ車の一部となっている。

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▲快速佐倉行設定以後に登場した新1000形ステンレス車は表示も完全対応。「佐倉」はご丁寧に「成田空港方面」まで表示

次回以降、種別・方向幕が不備の編成が代走した場合の、これまでに行なわれた対応をご紹介する。

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