2009.09.26
9月15日から16日にかけて豊川(日本車両)からの甲種輸送が実施された京成3050形だが、24日から26日にかけて金沢八景(東急車輛)から京成線への搬入が行なわれた。
かねてより登場が発表されていた、成田新高速線経由の一般特急用車両の現車がいよいよ登場となった。その外観より3000形をベースにした車両と思われるが、車体の各所に空港アクセスを強くイメージした装飾が行なわれている。
3050形の最大の特徴となっているのが外観で、腰部から幕板部の下までフィルムが貼付された。水色をベースとし、京成電車を示す赤と青のラインのほか飛行機のイメージがプリントされている。飛行機は前面のほか、車内の座席のシート柄にも見られており、ここらへんから空港アクセスに賭ける意気込みが伝わってくる。ただ、あまりにも空港アクセスを強くイメージさせてしまうと、空港へ行かない列車に充当された際などに支障が出そうで心配である。
設備面では、行先・種別の表示にフルカラー+高輝度白色LEDが採用されたほか、車内のドア上部に15インチの液晶ディスプレイ(LCD)が設置されている。液晶ディスプレイは京成の一般型車両としては初めてで、どのような表示内容になるか楽しみである。
宗吾車両基地への回送は3668編成の牽引にて実施された。従って、回送は4両ずつ行なわれている。
- ツイート
- #
関連記事
京成3050形 京成本線を走る
4月11日の夕方、および12日の朝方に発生した大きな地震により、京成線のダイヤは大幅に乱れた。この影響で車両運用にも乱れが生じており、15日まで3050形の本線における営業運転が見られた。過去...
京成線 2010年7月17日ダイヤ改正 祝・成田スカイアクセス開業
ついに・・・この日がやってきた。成田スカイアクセス線の開業である。この記念すべき日をどのように迎えようかと思案したが、京成好きの端くれとしてここはやはり新生スカイライナーの1番列車である...
京成グループ 車両の動き(2009年度)
本日で2009年度が終了ということで、2009年度の車両の動きをまとめてみる。今年度の車両の動きの特徴としては、車両は新造のみに留まっていることが挙げられる。これは既存車両の置換え目的ではなく...
京成3050形 初の試運転を実施
2010年の初撮りは新型車両3050形の試運転。いやぁ、めでたい。というわけで、本日1月8日、3050形3051編成が試運転を行なった。試運転は午前と午後にそれぞれ八千代台~東成田間1往復にて...
京成3600形3668編成 京急線を走る
今年の3668編成は北へ南へ大活躍。9月24日から26日にかけて新型車両3050形3051編成の搬入が実施されたが、牽引役は3600形3668編成が中間車の3608、3601を抜いた4両編成化...
最新記事
四直珍列車研究 132 - 平日 2300
押上線の6両編成、しれっと復活してしれっと消える。平日2300レは、かつて運転されていた普通押上行である。2022年2月ダイヤ改正で設定された、押上線を走る唯一の6両編成の列車であった。押上線の...
国鉄型車両を訪ねて 26 - JR東日本201系 通勤快速成東・勝浦行
さようなら、「なるかつ」。「へー、京葉線なのに勝浦まで行くヤツがあるんだ。」ある時に時刻表の京葉線のページを眺めていて「発見」した勝浦という文字は、私の中で驚きとともにやけに魅力的に映った...
北総線 タブレット端末を活用した自動放送を導入
北総線で自動放送始まる。北総鉄道では、2月16日より列車内における自動放送の使用を開始した。対象となるのは、他社局線からの直通車両を含む北総線の全ての列車となっている。京成線と京急線で実施して...
新潟交通新潟駅万代口バスターミナル 最後の勇姿
本州における日本海側で最大の都市、新潟。新潟で見るべきもの言えば、重要文化財に指定されている萬代橋でも越後一宮・彌彦神社でもなく、新潟駅万代口のバスターミナルである。2月末に新潟に行く機会が...
京成AE形 「スカイライナー運行開始50周年記念」ヘッドマーク
祝、運行開始50周年。京成電鉄では、12月末よりAE形において「スカイライナー運行開始50周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。これは2023年12月30日にスカイライナーが運行を開始して...