2009.10.22
奇跡の復活から3年。
多賀城駅付近の高架化工事に伴う所要車両増加とか何とかで奇跡の復活を果たした仙石線の103系RT-235編成だが、21日をもって引退となった。南武線への209系2200番台導入によって捻出した205系4両によって代替されるためで、これをもってJR東日本から103系は消滅となる。
最後まで走ったRT-235編成は、前述のとおり多賀城駅付近の高架化工事に伴う所要車両数増加に対応する予備車確保のため、2006年11月に急遽復活した編成である。既に仙石線の主力となっていた205系と仕様を会わせるために、シングルアーム形パンタグラフへの交換やトイレの設置などが行なわれ、103系とは言えども異端車中の異端車。ドアの開閉時に関西私鉄チックなドアブザーが鳴るなど、撮っても乗っても楽しい103系であった。
運用は平日の朝にあおば通~東塩釜間を走るだけで、遠方からの趣味者泣かせの運用であった。上の画像2枚は2007年春に仙台に訪れたときに撮ったもの。前述のように乗っても楽しい車両なので乗車も計画していたのだが、宿泊先で寝坊して乗車できずに終わってしまい、そのことが今となってはちと悔やまれる。
JR東日本からは撤退となるわけだが、そこまで悲しい気分にならないのは、103系は関西に行けばまだまだ大量に走っているから・・・だろう。
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