2010.03.31
本日で2009年度が終了ということで、2009年度の車両の動きをまとめてみる。
今年度の車両の動きの特徴としては、車両は新造のみに留まっていることが挙げられる。これは既存車両の置き換えを目的としたものではなく、2010年7月に控えている成田新高速鉄道の開業に向けたものであるためである。従って廃車は1両も出ておらず、3500形未更新車や3300形などの古参車両が相次いで工場検査に通るなど、古い車両の活躍が引き続き見られている。
- 新 造 -
AE1-8-AE1-7-AE1-6-AE1-5-AE1-4-AE1-3-AE1-2-AE1-1
AE2-8-AE2-7-AE2-6-AE2-5-AE2-4-AE2-3-AE2-2-AE2-1
AE3-8-AE3-7-AE3-6-AE3-5-AE3-4-AE3-3-AE3-2-AE3-1
AE4-8-AE4-7-AE4-6-AE4-5-AE4-4-AE4-3-AE4-2-AE4-1
3051-8-3051-7-3051-6-3051-5-3051-4-3051-3-3051-2-3051-1
3052-8-3052-7-3052-6-3052-5-3052-4-3052-3-3052-2-3052-1
3053-8-3053-7-3053-6-3053-5-3053-4-3053-3-3053-2-3053-1
2009年度の新造車両はAE形4編成と3050形3編成の、計56両である。実際には、この両数以上の車両が車両メーカーから宗吾車両基地に搬入されているが、京成の車両として入籍したのは上記の7編成となっている。AE形は新高速経由のスカイライナー用として、3050形は同じく一般特急用として製造された車両で、本線上の走行は試運転のみで、まだ営業運転には入っていない。
◆ ◆ ◆
- 100周年記念リバイバルカラー電車 - カッコ内は出場日
3356-3355-3354-3353(5/28)
3324-3323-3346-3345(8/21)
3312-3311-3310-3309(9/18)
当サイトで毎年度末に掲載している車両の動きとは直接関係はないが、今年度は3300形3編成に実施された京成の100周年記念リバイバルカラー電車が大きな話題であったので、合わせて掲載しておく。検査入場を機に、3356編成が"青電色"に、3324編成が"赤電色"に、3312編成が"ファイアーオレンジ"にそれぞれ塗り替えられた。
そして、これらのリバイバル電車は、それぞれの編成が特急として走ったことが面白いところ。"青電"3356編成は6月30日に「創立100周年記念列車」として特急金町行として、"ファイアーオレンジ"3312編成は11月28日の「ミラフォレスタ号」で特急成田行としてそれぞれ走っている。では、"赤電"3324編成はというと・・・12月22日に宗吾車両基地で実施された脱線復旧訓練にて、特急成田空港を表示した状態で使用されている。3324編成は訓練におけるシミュレーション上、特急として走ったのだ。
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