静岡鉄道 2010年春 3 - リバイバル1007編成@長沼車庫撮影会
2010.04.12
前面のカラーフィルムが撤去され、製造当時の姿に戻った静岡鉄道の1007編成。3月20日、その1007編成の入場に合わせて、長沼車庫にて撮影会が実施された。前回の記事にて、急行電車のリバイバル云々とぼやいたが、この撮影会ではなんと以前使用された「急行」の方向幕を表示して展示されるということで、関西方面の旅行の帰りに立ち寄るというスケジュールを組んで、参戦してみた。

静岡鉄道1000形 1007編成
2010.3.20/長沼車庫
急行電車のリバイバル運転は叶わなかったが、2度と使用されることがないであろう「急行」表示が見られただけでも実に嬉しい。ところで、パンタグラフは上がっているものの、前照灯や急行灯は非点灯の状態であった。パンタグラフは上がっているだけで、通電はしていないとのこと。実のところ、「急行」表示と急行灯の組合せを狙いにきたようなものなので、その目的が半分達成できずに半ばがっくりきていたところ・・・終了間際のサプライズ!

静岡鉄道1000形 1007編成
2010.3.20/長沼車庫
わざわざ外部のバッテリーより急行灯を点灯させ、リクエストでの方向幕回しである。江ノ電のときもそうであったが、実に撮影会は最後までいるべし!、である。画像の「長沼ゆき」、長沼は車庫所在駅であるが、長沼まで運転してしまうと車庫に入庫できなくなるので、通常は使用されない方向幕である1)。

静岡鉄道1000形 1007編成
2010.3.20/長沼車庫
小学生くらいの子がリクエストした「団体」表示。「団体」なんてあるのね、それにしても渋いリクエスト・・・。

静岡鉄道1000形 1007編成
2010.3.20/長沼車庫
急行灯の点灯のみならず、普段は見られない方向幕もたっぷりと堪能し、お腹がいっぱいになって帰路に就いたことは言うまでもない。関係者に感謝。
◆ ◆ ◆
〜おまけ〜

静岡鉄道 ヘッドマークあれこれ
2010.3.20/長沼車庫
- 1)新静岡から長沼車庫に入庫する営業列車は、長沼構内の配線の都合上で1つ手前の柚木までの営業運転となる。また、新清水から長沼車庫に入庫する営業列車は存在しないので、「長沼ゆき」表示は通常使用されない。
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