2010.07.12
惜別・急行スペシャル、その6。ダイヤ改正も間近に迫ってきているので、惜別・急行スペシャルはこの列車をもって一旦〆にしようと思うのだが、トリを飾るのは京成車の珍急行、671Kである。

京成3700形 3778編成
2010.5.15/立会川
- [土休日]671K 急行品 川行
- 始発:羽田空港606 → 終着:品 川627
- ダイヤ:2006.12.10改正
- 備考:ー
1998年11月の京急線羽田空港開業は、京成車の京急線への大量進出をもたらした。羽田空港まで入線した京成車は、基本的には京成線のほうにそのまま帰ってくるのだが、ごく一部に例外が存在していた。そのひとつが今回取り上げる671Kである。
この列車は羽田空港開業時に登場したわけでなく、元々都営車の運用だったものが2001年9月のダイヤ改正における運用持ち替えで京成車の運用となったものである。この他、京成車の品川行は平日の夕方に設定されていた時期もあるが、こちらの671Kは設定以来ほぼ同じスジで約10年走り続けてきた。なお、列番は登場当時677K 、2002年10月に679K、2006年12月に671Kと変化している。
5月のダイヤ改正では、種別は多分に漏れずエアポート急行に変更された(列番も675K列番は7月改正で651Kに変更)ものの、行先はそのままで残された。京成車の品川行はまだまだ走り続ける。
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