2010.10.04
ブダペストを後にした私は、国際特急列車でオーストリアの首都ウィーンに向かったのであった。
▲オーストリア国鉄が誇る国際特急列車「Railjet(レイルジェット)」
ヨーロッパ主要都市間の移動は鉄道が便利だ。「TGV」「ICE」をはじめとした高速鉄道が多く整備されている西欧はもちろんのこと、そうでない中東欧においても国際特急列車「EuroCity(ユーロシティ)」によって結ばれている。私が今回移動したブダペスト〜ウィーン間はと言うと、オーストリア国鉄によって「Railjet」という国際特急列車が走っており、今回はこれに乗車した。
2008年の冬に運転を開始したばかりとあって、車内は綺麗だし、案内類も充実。海外旅行に不慣れな私でも安心して乗車することができた。ドイツ語と英語を話すことができるスタッフにより車内販売も行なわれており、オーストリア国鉄の「Railjet」への力の入れようがうかがえる。一方で、座席のリクライニング機構が無かったのが印象的であった。日本国内の特急車両では当たり前の設備となっているリクライニング機構だが、国が違えば何とやらである。ただ、シート自体は大型かつゆったりしたもので、車内で過ごした約3時間は非常に快適なものであった。
▲「Railjet」車内の様子
車両は、機関車+客車7両というスタイルで、機関車はヨーロッパでは汎用型の1116型"Taurus(タウルス)"という車両が牽引する。客車は「Railjet」用に製造されたもので、機関車ともどもドイツのSiemens製となっている。客車の最後尾には機関車のデザインに合わせた運転台(上の写真を参照)を設けており、機関車を最後尾にしても走ることのできる方式が採られている。なお、「Railjet」の最高速度は160km/hだが、"Taurus"は加速っぷりも凄いし、その上に160km/h運転(しかもこれが楽々と、なのである)となると、海外には日本国内では考えられないようなモンスターマシンがいたもんである。
現状の最高速度は160km/hだが、将来的にはさらなるスピードアップを予定しているということで、今後都市間移動がますます便利になることは間違いない。
頭端式のウィーン西駅に到着した「Railjet」は進行方向を変え、さらに西のザルツブルグまで走る。私はここで下車し、ウィーンの街へ吸い込まれていったのであった。
◆ ◆ ◆
▲車内における案内類も充実
- 「Railjet」第42列車、ブダペスト東駅始発、ザルツブルグ中央駅行
- 現在、160km/hで走行中。
- 左側の時刻は所定の運行予定時刻で、右側の時刻が実際の到着予定時間。つまり、この列車は20分弱遅れている...。
- 右上の「253」という数字は、現在走っている線区に付する固有の番号らしい(線区番号、とでも言えばいいのかな?)。
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