2010.12.28
少し過去ネタを含むが、都営車の京急線内列車2題。

都営5300形 5307編成
2006.2.23/黄金町

都営5300形 5307編成
2004.8.13/仲木戸
- [平日]1412T 回送
- 始発:神奈川新町---- → 終着:三崎口1608
- ダイヤ:2004.10.30改正
- 備考:京急久里浜から特急
- [平日]1640T 特急三崎口行
- 始発:神奈川新町1659 → 終着:三崎口1753
- ダイヤ:2002.10.12改正
- 備考:ー
平日の午後に新町検車区を出庫していた2本の都営車である。この頃、新町検車区で昼寝をする都営車の運用が2本(13Tと41T)設定されており、検車区の海側留置線で仲良く2本並んでいる都営車の姿が印象に残っているという方も多いかと思われる。41Tは品川から、もう1本の13Tは京急川崎からともに回送で入庫していた。
この2本、午後になると夕〜夜間のラッシュ要員として働くため検車区を追い出されるわけだが、2本とも三崎口に向かって出庫していた。13Tが回送で、追って41Tが特急で下った。13Tは白昼堂々と回送で京急線を下り、京急久里浜から特急となって三崎口まで客扱いを行っていたが、列番は始発の神奈川新町から終着の三崎口まで1412Tであり、1本の列車として扱われていた。種別は違えど、都営車による2本の神奈川新町発三崎口行が設定されていたことになる。なお、三崎口到着後の折返しは13Tが1612T特急成田空港行、41Tが1741T特急印西牧の原行で、京急線の最南端から京成・北総それぞれの方面へのロングラン列車となっていた。
都営車の新町昼寝2本体制は長らく続いたが、2006年12月のダイヤ改正で1本が久里浜車両管理区での日中留置となったため、1412Tの回送区間が消滅となっている(京急久里浜〜三崎口間の特急は1530Tが10分早いスジで残存)。一方の1640Tのスジは2〜3分のズレがあるものの2011年現在でも残っており、2010年7月のダイヤ修正時点で1644Tとして走っている。
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