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2011.08.30

17ヶ月ぶりの静鉄詣で。

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静岡鉄道1000形 1008編成
2011.8.26/新静岡〜日吉町

▲「新静岡セノバ」広告ラッピングとなった1008編成

久々に静岡鉄道に乗ってきた。静鉄の話題は度々取り上げているが、今回は実に17ヶ月ぶりの訪問。名古屋に出かけるついでの冷やかし程度の訪問のつもりであったが、流石に17ヶ月ぶりともなると色んなところに変化が見られており、冷やかし程度の訪問ではその全てを消化することはできなかった。これはいずれもう一度きちんと静岡に足を運ばねばならぬ。

とりあえず、今回の静鉄訪問で気づいたことを備忘録としてピックアップしてみる。

全編成への保安装置更新+スカート取付け完了

2008年頃より始まった保安装置更新(i-ATS化)+前面のスカートの設置だが、2010年の1003編成をもって完了している。また、これはいつ頃施工されたか不明であるが、車両前面に設置されていたサイドミラーが撤去された。ワンマン運転を行なうためのサイドミラーであったが、ミラーは全駅におけるホーム上にも設置されており、必要が無くなったための撤去のようだ。

1008編成に「新静岡セノバ」ラッピング

1008編成が「新静岡セノバ」の広告ラッピング車となっている。1008編成へのラッピングは劇団四季の「美女と野獣」、「静岡けいりん」に続いて3度目の実施。また、1011編成が2011年2月の検査出場で前面のストライプが青一色となり、異彩を放っている。一方、前面のストライプが撤去され、リバイバルとして運転されていた1007、1003の両編成はスカート設置後もストライプが貼付されることなく、リバイバル状態のまま走っている。

新静岡駅のリニューアル状況

新静岡駅は新静岡センターの再開発に伴ってリニューアル工事が実施されているが、9割方工事完了といってよい状況であった。元は地下1階にあった改札も地上に移転し、駅の入口から列車のドアまで段差のないバリアフリーを実現している。新静岡センターそのものは再開発によって「新静岡セノバ」に生まれ変わるが、こちらのオープンは10月6日を予定している。

メモ - 2011年8月26日現在の車両状況
1001編成:「Coca-Cola zero」ラッピング
1002編成:「午後の紅茶」ラッピング
1003編成:リバイバル
1004編成:「Coca-Cola」ラッピング
1005編成:「しずてつカードLuLuCa」ラッピング(II)
1006編成:ノーマル
1007編成:リバイバル
1008編成:「新静岡セノバ」ラッピング
1009編成:ノーマル
1010編成:「しずてつカードLuLuCa」ラッピング
1011編成:青帯
1012編成:「静銀joyca」ラッピング

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