2011.09.20
短命に終わる2100形のエアポート快特。
- [土休日]601A (飛)快特品 川行
- 始発:羽田空港601 → 終着:品 川618
- ダイヤ:2010.5.16改正
- 備考:2100形で運転
土休日601Aは、2010年5月のダイヤ改正で登場した珍列車である。2100形の急行であった501Hが2010年5月の改正で格上げされたもので、2100形で運転される唯一のエアポート快特となっている。2010年5月のダイヤ改正で登場した新エアポート快特は、以前の記事で触れたように、浅草線直通に対応していない車両の充当も見られるようになり、平日1613Aをその特徴的な1本の列車としてご紹介したが、この601Aも負けず劣らず2010年5月以降の新しいエアポート快特を象徴した特徴的な1本である。
だがこの601A、来たる9月23日のダイヤ改正でひとまず見納めとなってしまう。同じくエアポート快特として運転している591Hともども快特に格下げとなってしまうためで、2100形のエアポート快特も9月23日以降は京急蒲田に停まる快特となる。2010年5月以降空港輸送に特化した種別となったエアポート快特だが、早朝上りの列車を運転したところで見込まれる乗客の数は小さく、新エアポート快特運転開始後としては初となるダイヤ改正で修正が迫られた格好だ。
2100形のエアポート快特はひとまず終了となるが、空港線に入る運用がある限り、比較的復活の可能性がある列車ではある。
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