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エトセトラ

2011.10.23

33年ぶりとなる花電車、実に目出度い。

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▲33年ぶりに運転された花電車

東京都交通局では、10月1日より都電荒川線で花電車の運行を実施している。都営交通100周年記念事業の一環であり、花電車のデザインも100周年を迎えた都営交通へのバースデーケーキをコンセプトにしたものとなっている。荒川線で花電車が走るのは1978年以来で、実に33年ぶりの出来事。この花電車をひと目見ようと、沿線には本当に大勢のギャラリーが集まった。花電車の走る時間帯の荒川線の各電車は超満員、沿線各所はお祭り騒ぎの様相であった。

花電車は、運用から退いた7500形の7510号を改造したもので、新たに「花100形」の形式名が与えられた。言わずもがな、花電車を表す「花」と100周年の「100」をかけ合わせたものである。前述のようにバースデーケーキをコンセプトにした可愛らしい装飾が施されており、昭和に見られたシブい花電車とは一味も二味も違った、平成の花電車ってな感じである。

この花電車、当初6月5日からの運行を予定していたが、東日本大震災の影響で中止となっていた。結果的には運行にこぎつけるわけだが、震災の被害や電力状況が思わしくないなど、運行に際しては関係者の苦労と運行すべきかどうかの葛藤が耐えなかったのではないかと思う。車体には、当初の予定を変更して入れたとみられる「がんばろう日本」の文字があるなど、時勢を反映したものとなった。

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▲大勢のギャラリーに見守られながら飛鳥山を通過