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1月中旬頃より車体の改修工事を行なっていたという3708編成だが、このほど工事が完了し、営業運転に復帰したので、早速その内容を見てみよう。

京成3700形3708編成　車内
2012.2.29/＊＊

大雑把に観察した範囲で変化が見られた箇所は次の通り。

• ドア周りに注意喚起の黄色いテープを貼付
• 床の張替えを実施、3000形と同様のグレーの濃淡に
• 側窓の一部を完全固定化

このほか、車外においては腰部および幕板部の帯テープが貼替えられており、3000形同様と思われる明るい赤と青の帯となっている。

一方、案内表示器類に変化はなく、車椅子スペース設置等のバリアフリー対応も見送られており、全体的に必要最低限の改修といった印象。他社における同世代の車両のリニューアル工事の内容を見ていると、今回の3708編成の改修工事には残念ながら物足りなさを感じてしまう。3700形も登場から20年が経過していることを踏まえると、手を加えるのであれば更新という形で、より大規模な改修をやっていただきたかったように思う。

京成3700形　3708編成
2012.2.29/菅野〜八幡

そもそも、手を加えるのならば、3708編成は昨年3月〜4月の全般検査というタイミングがあったはずだ。工事を行なった時期といい、その内容といい、いわゆる年度末の予算消化というあたりが真相だろうか。