2012.10.20
これほど8両化が望まれた列車もないだろうと思う。

京成3000形 3012編成
2012.9.21/立 石
- [平日]1693Kb 快速成 田行
- 始発:西馬込1640 → 終着:成 田1831
- ダイヤ:2010.7.17改正
- 備考:-
ダイヤ改正直前恒例の消える珍列車の話題をば。平日の夕方に運転されていた6連快速である。
平日夕方の6連快速は遡ること10年前、京成線に「快速」が登場した2002年10月のダイヤ改正において、それ以前の「急行」から6連だった列車がそのまま6連の「快速」になる形で4本も存在していた。この4本の内訳は、15時台の高砂で京急車から車両交換する形で運用に入る15A35成田行、西馬込16時ちょうど発芝山千代田行の1697K、西馬込16時42分発同じく芝山千代田行1695K、上野発成田行17A37であった。15A35は2004年10月、17A37は2006年12月、1697Kは2010年7月のダイヤ改正でそれぞれ消えており、今回取り上げている1693Kbはこれらの生き残りなのであった(1697Kを成田行にして列番と若干の時刻を変えたもの)。夕方に4本あった6連快速がダイヤ改正ごとに1本ずつ消えていき、ついに最後の1本も消える、、、何とも感慨深い。
それにしても、迷惑な列車この上ない。16時台後半から17時台にかけて都心から京成本線を下ってくるこの列車、ちょうど、特に学生の帰宅時間と重なるのである。私自身、高校時代によくこの6連快速に揺られて帰宅したことを思い出すが、非常に混雑していた。趣味的には面白い列車かもしれないが、利用する側からすると、タダでさえ混雑する時間帯に6連なんて走らすんじゃねーよ・・・、ってな感じである。
夕方の6連快速は解消されるが、6連快速自体は依然として残っており、平日午前中の8A30(成田発上野行)、平日夜間の22A31(上野発高砂行)、土休日夜間の19A30(成田発高砂行)、20A32(佐倉発高砂行)がダイヤ改正後も6連で走る。
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