2012.11.04
この日、たまたま京都にいたので撮ってみた。
11月3日、京阪8000系8531編成による臨時快速特急「洛楽」が運転された。京阪では2011年の秋から、春と秋の行楽シーズンに京橋〜七条間ノンストップの臨時快速特急「洛楽」を運転させている1)が、その3シーズン目の初日に、しかもその1本目に8531編成をぶつけてきた格好だ。8531編成の「洛楽」への充当は、京阪電鉄の公式Webサイトなどで予告されていたもので、今シーズンにおける「洛楽」運転の最終日(12月2日)にも同じく8531編成の充当が予定されている。元来、「洛楽」は京都へ向かう行楽客向けの臨時列車であるが、来春に引退する予定となっている8531編成をもってくるあたり、趣味者向けのイベント列車としての性格が濃くなっている。
8531編成は、9月末より車両の前面を1995年以前の姿に近づけた"クラシックタイプ"として運転している。今回の「洛楽」充当にあたっては「洛楽」の副標識と「洛楽」の愛称が付く前の2011年秋の運転で使われた「京橋〜七条間ノンストップ」の副標識が掲げられ、鳩の特急マークと合わせて豪華3枚看板になった。8531編成は前述のように12月2日の「洛楽」に再度充当予定のほか、4日からは懐かしの副標(「びわこ連絡」&「ミシガン」)が通常運用時に掲出される予定となっており、来春の引退に向けて最後の花道が目白押しという雰囲気である。
- 1)「洛楽」という愛称が付されたは2012年春の運転から。
- ツイート
- #
関連記事
大手私鉄の看板車 番外編 - 京阪8000系30番台"クラシックタイプ"
"名車"を引退させるのは大変である・・・。大手私鉄に残る看板車として、以前に京阪8000系の8531編成を取り上げたが、その8531編成が引退を前にしてパワーアップ。なんと、2012年9月末より...
大手私鉄の看板車 5 - 京阪2600系「おりひめ」「ひこぼし」
前回の記事で京阪特急の鳩の特急マークを取り上げたが、京阪と言えば"副標識"を見逃すわけには行くまい。京阪の副標識、公式Webサイト等ではヘッドマークと称しているように、一般的な鉄道事業者の...
大手私鉄の看板車 4 - 京阪8000系8531編成 京阪特急
有料特急を走らせていない事業者で、京阪ほど特急のブランドにこだわっているものもないだろう。京阪特急と言えば、やはり鳩の特急ヘッドマークであろう。1950年代に公募によってデザインされたという鳩の...
京阪石山坂本線 2006年春
この前京津線について書いたが、浜大津にはもう一線、石山坂本線という線が乗入れており、かわいい2両編成の電車が走っていた...
京阪京津線 2006年春
今年の春に関西・九州・四国に出掛けてきたので、その時撮ったものを少しずつ出していこうかと思う...
最新記事
北総7300形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2024年)
今年も春がやってきた。4月21日、北総鉄道が主催する「ほくそう春まつり」の開催に合わせて臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。昨年、八千代台始発として5年ぶりに運転された当列車だが、今年は...
千葉シーサイドバス路線図 2024年4月1日版
当Webサイトでは、2023年3月の「千葉シーサイドバス路線図 2023年3月1日版」と題する記事にて千葉シーサイドバスの路線図を公開していたところであるが、約1年ぶりに改訂版を発行する。千葉...
京成グループ 車両の動き(2023年度)
京成グループにおける2023年度の車両の動きをまとめてみよう。まずは京成。ここ数年は列車無線のデジタル化に伴う予備車の存在や2度にわたる脱線事故の影響などでイレギュラーな車両の動きが続いていたが...
北総7500形 「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマーク
北総線開業45周年記念。北総鉄道では、3月上旬より7500形おいて「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。表題のとおり北総1期線(新鎌ヶ谷〜小室)の開業45周年を記念した...
タイ国鉄 フアランポーン駅の現在
クルンテープ・アピワット中央駅に続いて、かつての中央駅、フワランポーン駅も訪ねてみた。2023年1月にバンコクの中央駅の地位をクルンテープ・アピワット中央駅に譲ったフアランポーン駅。中央駅の移転...