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エトセトラ

2012.12.28

京成バス花輪車庫、50年以上の歴史に幕を閉じる。

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京成バス 花輪車庫
2012.12.22/**

▲末期は2社3営業所が同居していた京成バス花輪車庫

京成線に乗っていると船橋競馬場〜谷津間の海側に見えるバスの車庫、それが京成バス花輪車庫である。このたび京成グループの資産の活用の一環として再開発を行うため、12月22日をもって閉鎖となった。この車庫について簡単に調べてみると、この地に船橋営業所が開設されたのは1950年代後半とのことだから、少なくとも半世紀以上の歴史がある車庫だったということになる。しかしながら、見慣れたいつもの光景が消えてしまうのは実に寂しい。

花輪車庫には晩年、京成バス船橋営業所と同船橋高速貸切センター、京成バスシステム本社営業所という2社3営業所が同居していた。これらはそれぞれ代替となる新車庫に移転することとなった。京成バス船橋営業所は消滅し、新たに新都心営業所(習志野市芝園)と同習志野出張所(船橋市習志野)が開設された。新都心営業所はもともと習志野市茜浜にあった船橋営業所茜浜車庫を移転し、営業所に格上げした格好になっている。船橋高速貸切センターは茜浜車庫の跡地に移転の上、新習志野高速営業所になった。京成バスシステムは船橋市栄町に移転し、新しい本社営業所を構えている。

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