KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2013.07.04

しかし何を今さらと思わんでもないが・・・。

D18522.jpg

京成3500形 3588編成
2013.6.26/実籾〜八千代台

▲種別幕が交換され、前面の印象が少し変わった3576編成

3500形未更新車の種別幕が交換された。種別幕の交換は6月25日から28日にかけて一気に行なわれ、在籍する4両編成4本が英字入りの種別幕となった。新しい種別幕は他の形式で使用されているものと同様に地色が各種別を表すものとなっているが、「エアポート快特」が2012年10月ダイヤ改正対応の最新の種別幕におけるオレンジ色ではなく、それ以前の緑色となっていることから、同改正における種別幕交換で出た古い種別幕、あるいは廃車となった3300形から抜き取ったものを流用したもののようだ。3500形未更新車は、2002年10月ダイヤ改正まで使用されていた青地の種別幕を現在まで使っていた唯一の形式であったが、今回の交換で青地の古い種別幕が消滅することとなった。

京成の種別幕は、現行の快速や通勤特急が設定された2002年10月と、成田スカイアクセス線が開業した2010年7月ダイヤ改正で全形式にわたる大規模な交換が実施されている。3500形未更新車は、その当時から普通と回送しか定期列車のない4両編成のみの在籍であったことや、種別幕の構造が他形式と異なることが災いして(幸いして?)、いずれも対象外とされた。3500形未更新車における青地の種別幕は、京急線の羽田空港駅が開業した1998年11月ダイヤ改正への対応で一部の編成において「(飛)特急」が追加された程度であり、極めて原型を保っていた。

以下に、3500形未更新車の交換前の種別幕のイメージを掲載する。

Z00007.gif
▲3500形未更新車の旧種別幕のイメージ

1970年代から使用されている、もはや骨董品と言ってもよい種別幕である。前述の通り、11コマ目の「(飛)特急」は一部の編成のみが持っていた。他の形式がカラフルな種別幕を使用する中、英字すらない古い種別幕を使い続けていたのは奇跡に近い。5コマ目の「通勤急行」は1970年代に、6コマ目の準急は1960年代にそれぞれ消滅した種別、7コマ目の快速は千葉線に直通していた頃の「快速」であり、京成が過去にそういう種別を走らせていたことを語る生き証人のような幕である。

そのような中、種別幕の交換に至った理由は何だろうか。次なるダイヤ改正で4両編成の優等運用が登場するため・・・と妄想したいところだが、単純に旧種別幕の老朽化とみてよいだろう。下に掲載している交換前の種別幕がまさにそうなのだが、使う頻度の最も高い普通幕が破れていてテープで補修してあるものも少なくなかった。3500形更新車は2012年度に残る4編成がめでたく全て検査を通っており、あと2〜3年走ることがほぼ確定しているが、既にボロボロの種別幕がそこまで耐えられそうにないので交換した、といったところだろうか。

P12155.jpg

京成3500形未更新車 行先表示「普通上 野」(側面)
2013.6.20/**

▲文字を四角で囲んであるのが特徴だった普通幕
P10534.jpg

京成3500形未更新車 行先表示「特急東中山」(側面)
2009.5.12/**

▲青地に赤文字という今思えば非常に見づらい表示であった

関連記事

京成3500形 4+2+2組成の8両編成走る

1日限りの超珍事。2月19日、京成3500形において4+2+2組成の8両編成が走った。上野方より3544+50-49+46-45という編成で、編成中に成田向きの先頭車両が3両も入る超変則的な...

京成3500形 4+2+2組成の8両編成走る
まだまだまだまだ頑張る京成3500形

年度末で車両の引退が相次いだが、一方で生き延びる車両もいる。4連4本が在籍する京成3500形未更新車だが、2012年度にて目出度く全ての編成が検査を通っている。2012年8月1日に試運転を...

まだまだまだまだ頑張る京成3500形
芝山鉄道3500形 登場

芝山鉄道による壮大なエイプリルフールネタである(違) 芝山鉄道の3月29日付けのプレスリリースの通り、4月1日をもって芝山鉄道の所属車両が変更となった。京成3500形3540編成が芝山鉄道...

芝山鉄道3500形 登場
大手私鉄の看板車 8 - 京成3500形

関東の大手私鉄では唯一残存する看板車? 京成3500形である。京成の通勤形車両で他社には見られない独特なものと言えば、正面貫通扉の種別表示であろうと思う。現在では幕式あるいはLED式の表示が...

大手私鉄の看板車 8 - 京成3500形
まだまだ頑張る京成3500形

AE形の登場で新型車両ばかりに目が行ってしまうが、古い車両にも目を向けてみよう...

まだまだ頑張る京成3500形

最新記事

北総7300形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2024年)

今年も春がやってきた。4月21日、北総鉄道が主催する「ほくそう春まつり」の開催に合わせて臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。昨年、八千代台始発として5年ぶりに運転された当列車だが、今年は...

北総7300形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2024年)
千葉シーサイドバス路線図 2024年4月1日版

当Webサイトでは、2023年3月の「千葉シーサイドバス路線図 2023年3月1日版」と題する記事にて千葉シーサイドバスの路線図を公開していたところであるが、約1年ぶりに改訂版を発行する。千葉...

千葉シーサイドバス路線図 2024年4月1日版
京成グループ 車両の動き(2023年度)

京成グループにおける2023年度の車両の動きをまとめてみよう。まずは京成。ここ数年は列車無線のデジタル化に伴う予備車の存在や2度にわたる脱線事故の影響などでイレギュラーな車両の動きが続いていたが...

京成グループ 車両の動き(2023年度)
北総7500形 「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマーク

北総線開業45周年記念。北総鉄道では、3月上旬より7500形おいて「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。表題のとおり北総1期線(新鎌ヶ谷〜小室)の開業45周年を記念した...

北総7500形 「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマーク
タイ国鉄 フアランポーン駅の現在

クルンテープ・アピワット中央駅に続いて、かつての中央駅、フワランポーン駅も訪ねてみた。2023年1月にバンコクの中央駅の地位をクルンテープ・アピワット中央駅に譲ったフアランポーン駅。中央駅の移転...

タイ国鉄 フアランポーン駅の現在