2013.07.29
都営新宿線の8連運用、その3はつつじヶ丘行である。
京王線内の行先ではそこそこ本数が多いのがつつじヶ丘行である。桜上水のような車庫所在駅でもなく、調布のような分岐駅でもないつつじヶ丘行が設定されているのは、都市交通審議会の当初の答申で、10号線と京王線の相互直通区間をつつじヶ丘までとするとされていた名残なのだろうか。実際の相互直通運転は京王相模原線方面への直通となるわけだが、平日・土休日共通で都営新宿線の西行き終電間際に1本設定されているほか、平日の夕方ラッシュ時に笹塚止の一部を延長する形で運転されていた八幡山行が、2004年ごろにさらに延長してつつじヶ丘まで走るようになり、都営車のつつじヶ丘行が見られた。
そんなつつじヶ丘行に変化が訪れるのは、調布駅が地下化された2012年8月のことである。調布駅が地下化されたことで、下り方向からの調布止が調布で折返しができなくなったため、それをつつじヶ丘まで走らせてつつじヶ丘で折返しを行なうようにした。そのため、都営新宿線からのつつじヶ丘行を走らせる余裕はなくなってしまい、あっけなく夕方のつつじヶ丘行は消滅と思われた。
ところが、2013年2月の京王線抜本的ダイヤ改定である。このダイヤ改定では平日夕方〜夜間につつじヶ丘〜高尾山口間を走る都営車8連が設定されており、何と都営車の高尾山口始発快速つつじヶ丘行なんてのが登場したのであった。現行ダイヤにおける都営車8連のつつじヶ丘行の設定は、この上りの快速4本と、土休日早朝に設定されている本八幡始発の1本、前述の都営新宿線の西行き終電間際の1本(平日・土休日各1本)がある。
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