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エトセトラ

2013.12.21

飛行機マークの追悼その2は、車両の方面から飛行機マーク付き種別を見てみよう。京成線内を飛行機マーク付き種別で走った車両をまとめてみる。

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京急600形 608編成
2008.4.26/実籾〜八千代台

▲京成線を「(飛)快速」として走る京急600形
京成車
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京成3200形 3240編成
2002.10.11/高砂〜小岩

▲京成3200形の(飛)特急成田空港行

「(飛)特急」については、羽田空港発着の列車のほかに上野発着の本線特急も飛行機マークの付く「(飛)特急」の種別を使用していたため、京成車が「(飛)特急」として走る機会はとても多かった。また、当時の本線特急には多数の6両の運用が存在していたので、3200形や3500形未更新車による「(飛)特急」も見ることができた。3150形も飛行機マークの登場した1998年11月以降もわずかな期間だけ6両編成が1本だけ残存していたが、「(飛)特急」の種別板および幕を整備するのをサボったため、当時在籍した車両の中で3150形だけは「(飛)特急」に絡む運用への充当はなかったようだ。

「(飛)快速」となると、必然的に京急線に直通することとなるため、飛行機マーク付き種別を見られるのは基本的に3000形、3700形、3400形、3500形(更新車)だけということになった。しかし、遅延やダイヤ乱れ等で所定外の3200形や3300形、3600形の「(飛)快速」も走ることがあった(その場合は高砂等で所定の車両に交換)。特に、3600形は平日朝の遅延に伴う運用振替えでたびたび代走が発生しており、3600形の「(飛)快速」はそこそこ見る機会があった。流石にこの頃には既に4両編成だけとなっていた3500形未更新車の「(飛)快速」は一度も無かったはずである。

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京成3600形 3658編成
2008.2.4/菅野〜八幡

▲京成3600形による(飛)快速羽田空港行の代走

2010年7月ダイヤ改正で「(飛)快速」は早朝に1本だけ残存することとなったが、早朝における宗吾参道始発の列車で代走が発生することはほぼあり得なく、2010年7月以降の「(飛)快速」は京急線に直通できる3000形、3700形、3400形、3500形のみとなった。2010年7月にデビューした3050形も、本線運用への充当が増えてきた以降に数回だけ「(飛)快速」として走っている。

「(飛)アクセス特急」はアクセス運用での列車となるため、3050形が主にその役割を担った。代走として120km/h運転の可能な3000形と3700形の「(飛)アクセス特急」も走っている。京急に直通できない車両でも代走することのあった「(飛)快速」とは異なり、アクセス運用は代走においても120km/h運転可能な車両の限定を徹底したため、3050形、3000形、3700形以外の「(飛)アクセス特急」が走ることは無かったものと思われる。

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京成3700形 3778編成
2011.6.8/東松戸

▲京成3700形のアクセス運用代走は多くあれど、3色LEDによる「(飛)アクセス特急」が見られたのは数回のみ
都営車
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都営5300形 5317編成
2004.10.30/成 田

▲都営5300形の(飛)快速羽田空港行

四直の中核を担う都営浅草線の所属車両、5300形も「(飛)特急」および「(飛)快速」として走った。2010年7月以降の早朝1本だけとなった「(飛)快速」についても、平日は都営車の運用となっていたため、この時期は京成車よりもむしろ都営車の「(飛)快速」のほうが走る機会が多かった。「(飛)快速」は2012年10月ダイヤ改正で京成車の運用となり、消滅。なお、5200形については、1998年11月の時点でかなりの限定運用が既に実施されていたため、京成線内を飛行機マーク付き種別で走ることは無かった。

「(飛)アクセス特急」については、成田スカイアクセス線内で120km/h運転を行なうことが必要となるため、5300形はこの運転系統から外された。よって、5300形が「(飛)アクセス特急」で走ることは無かった。1998年における空港間直通特急と2010年における空港間直通特急の大きな違いはここである。2空港間直結の中核となっているはずの都営浅草線だが、その所属車両が空港間直通特急として走ることができないのはまことに残念・・・。

京急車

飛行機マーク付き種別が生まれるきっかけとなった羽田空港駅を開業させた当事者として、京急車も「(飛)特急」および「(飛)快速」として走った。京急車は浅草線に直通可能な車両が京成にも全て乗入れてきているが、高砂から先の成田方面に直通するのは停車駅予報装置の関係で基本的に600形とされ(2010年6月以降に新1000形10次車が加わる)、京急車の「(飛)特急」「(飛)快速」は600形での運転であった。しかし、ダイヤ乱れとなると、こちらも600形以外での代走が見られ、1000形や1500形、新1000形が京成線内を飛行機マーク付き種別の列車で走ることがあった。

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京急新1000形 1017編成
2010.1.8/うすい-佐倉

▲本来は600形た担当する京成本線乗入れの運用を代走する京急新1000形

京急車の特徴として、必要な車両以外への方向幕・種別幕の整備が極端に遅いということが挙げられる。1998年に登場した「(飛)特急」および2002年に登場した「(飛)快速」も例外ではなく、600形以外がこれらの種別で走ったとしても飛行機マークの無い「特急」や、「(飛)快速」の場合は必然的に「快速」も合わせて無いので種別を印刷した貼り紙等での代用となることが多かった。特に、1000形は後年こそ飛行機マーク付き種別の入った種別幕を持った編成が出てくるが、京成線内で飛行機マーク付き種別を表示して走ったことは一度も無いはずである。

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京急1000形 1283編成
2004.7.16/うすい-佐倉

▲「(飛)快速」の表示を緑色の貼り紙で代用して走る1000形

2010年7月ダイヤ改正で「(飛)アクセス特急」が登場するが、120km/h運転が可能な京急車もこの運転系統に参戦することとなり、京急車の「(飛)アクセス特急」も見られるようになった(同時に早朝のみとなった「(飛)快速」からは撤退)。使用される車両は「(飛)特急」および「(飛)快速」から引き続いて600形と新1000形(10次車以降)である。ダイヤ乱れ時には代走として1500形、新1000形(1〜9次車)が使用されることもあるが、やはり"貼り紙"率が高かった。1500形の「(飛)アクセス特急」は2回だけであったが、2回目は運良く「(飛)アクセス特急」表示を持つ車両が充当され、たった1回ではあるが1500形による正真正銘の「(飛)アクセス特急」が走った。

北総車

北総車はそもそも京成線内では飛行機マーク付き種別の定期列車が設定されたことがないため、北総車が京成線内を飛行機マーク付き種別で走る機会はほとんどなかった。いちおう、ダイヤ乱れにおいて「(飛)特急」への充当は極稀にあったようだが、異常時における出来事なのでその全貌を把握することは極めて困難である。「(飛)快速」および「(飛)アクセス特急」については、京成線からの上り列車ということもあり、北総車が代走するということは皆無であった。

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