2014.06.19
朝のラッシュが終わりかける頃に現れるデラックスなエアポート急行。

京急2100形 2109編成
2014.5.28/生 麦
[平日]806D エアポート急行金沢文庫行
始発:羽田空港国内線ターミナル825 → 終着:新逗子939
ダイヤ:2012.10.21改正
備考:羽田空港国内線ターミナル〜京急蒲田間:807D、金沢文庫で車両交換、金沢文庫まで2100形で運転
平日806Dは、羽田空港国内線ターミナル始発新逗子行のエアポート急行である。この列車、京急時刻表を開いてみても、金沢文庫で乗換えの注釈があるほかはただのエアポート急行にしか見えないが、金沢文庫までが2100形での運転(金沢文庫行として案内される)となっていることが特徴だ。2100形で運転されるエアポート急行金沢文庫行はこの1本のみで、珍列車である。そもそも2100形で運転されるエアポート急行自体が希少な存在となっており、現行の平日ダイヤではわずかに2本。806Dはその2本のうちの1本で(もう1本は501H泉岳寺行)、京急蒲田以南を走るものでは土休日ダイヤを含めても唯一の存在となっている。
2100形で運転されるエアポート急行金沢文庫行は2度目の設定。以前は7時台に730Dという列車が2100形での運転として2011年9月ダイヤ改正より設定されていたが、新1000形の増備に伴い、ダイヤ改正とは無関係のタイミングで2100形での運転ではなくなってしまっていた。そんなこともあって2100形のエアポート急行金沢文庫行の撮影の機会をすっかり逸していたのだが、2012年10月の京急蒲田駅高架化完成に伴うダイヤ改正のエアポート急行大増量で平日806Dとして復活、めでたく撮影することができた。
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