2014.09.08
京急線に「幸せの黄色い電車」が現る。
京急電鉄では、5月1日より新1000形1065編成を黄色に塗装した「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」の運行を開始した。同社の発表によれば、見ることができるとハッピーになる「しあわせの黄色い電車」として隠れた人気車両となっているらしいデトにあやかったものとされているが、デトのような赤い帯はないし、扉は銀色になっているし・・・これはどう見ても西武電車やないかいッ!
そうこうしてるうちに、西武鉄道でも7月19日より赤色に塗装した9000系にて「RED LUCKY TRAIN」なる電車の運行を開始しており、こちらの方は同社のプレスリリースによれば、京急電鉄で先に運行している「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」が西武の車両に似ていることから実施した企画とのこと。何とまあ台本通りっぽい臭いが漂ってくるが、要するに「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」の登場も含めて京急と西武のコラボ企画だったということのようだ。
なお、「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」は黄色は塗装、扉の銀色部分はラッピングとなっているが、4月28日に実施された試運転は扉部分のラッピングが未施工の状態で実施され、この時だけはまさに真っ黄色の新1000形が走った。
運行期間は、プレスリリースによれば3年程度としており、次の検査入場までの期間限定となっているようである。しかし、楽しい電車であることは間違いないので、先輩である「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」とともに、京急名物のひとつとして長く走ってもらいたいと願う。
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