KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2014.09.19

東洋バスの前面行先LED集、その4は60番台もえぎ野方面、70番台宮ノ台方面、そして80番台を取り上げる。

60番台:もえぎ野方面
Z20208.jpg

東洋バス 行先表示

▲系統番号60番台、もえぎ野方面の行先表示

ADは勝田台駅北口ともえぎ野方面を結ぶ[64][66]の行先表示である。ABはもえぎ野車庫までの[64]の表示、CDは平日のみ4往復が設定されている阿宗橋発着の[66]の表示である。両系統はもともと同じ経路での運行で、両者ともはばたきセンター経由の表示であったが、2008年2月の都市計画道路の開通によって異なる経路となったため([64]が新道を通る)、[64]は八千代ゴルフクラブ経由、[66]は阿蘇小学校経由表示に改められた。[64]の行先にはなぜか少し小さい文字で八千代の表記が入るが、これにはどういった意図があるのだろうか。

なお、[61]と[63]、[65]は2006年9月末に運行休止となった岩戸発着(一部保品始発)便に割り当てられおり、短期間ながらオージ製LEDによる行先表示も見られた。なので、現在ももしかしたら表示自体は残っているかもしれない。

70番台:宮ノ台方面
Z20209.jpg

東洋バス 行先表示

▲系統番号70番台、宮ノ台方面の行先表示

EHは勝田台駅北口と佐倉市の宮ノ台を結ぶ[71]と[72]、[73]の表示である。EFは70番台の基本系統となる[71]の表示である。宮ノ台線は宮ノ台地区でラケット状に循環しているため、Eで勝田台駅北口を出発した後、往路の京友会団地入口(ラケット状の循環が始まる地点)を過ぎてからFへ切り替わる。

Gは宮ノ台地区止の[72]の表示である。同じくラケット状の経路のため、客扱いは宮ノ台入口までではなく西谷津公園まで行う。以前は始発時点よりGを用いていたが、現在の[72]の表示は特殊な取扱いをしており、勝田台駅北口時点ではEを表示、京友会団地入口を過ぎてからGの表示となる(おそらく誤乗防止のため)。したがって、Gは京友会団地入口から西谷津公園までのわずかな区間でしか見られない。

Hは宮ノ台地区始発の[73]の表示で、Gとともに宮ノ台入口経由の表記が入る。

80番台:八千代医療センター方面
Z20210.jpg

東洋バス 行先表示

▲系統番号80番台、八千代医療センター方面の行先表示

IJは八千代中央駅〜八千代医療センターのみを走る[80]の表示である。それぞれ1日に1本しか走らないレアな表示である。路線は始発と終点含めてわずか3停留所分、運行距離が極めて短いこともあって、八千代医療センター行だけでなく八千代中央駅行も経由なしの表示。八千代中央駅行はこれまで紹介してきたように多数の系統で存在するが、八千代中央駅の単独表示はこの[80]のみ。

(ひとまず完)

関連記事

2014.10.14

東洋バス 新車情報@2014年10月

東洋バスでは、10月に中型ノンステップ車両の新車を3台ほど導入したので掲載してみよう。今回導入された新車は三菱ふそうのエアロミディのノンステップバスで、型式はTKG-MK27FHだろうか。3台が...

東洋バス 新車情報@2014年10月

2014.08.27

東洋バス 前面行先LED集 3 - 八千代中央駅方面

東洋バスの前面行先LED集、その3は40番台と50番台の八千代台駅〜八千代中央駅を結ぶ系統を取り上げる。40番台:八千代工業団地方面 A〜Dは八千代台駅〜八千代中央駅を緑が丘駅経由で結ぶ[41]...

東洋バス 前面行先LED集 3 - 八千代中央駅方面

2014.08.03

東洋バス 前面行先LED集 2 - 村上団地・高津団地方面

東洋バスの前面行先LED集、その2は20番台:村上団地方面と30番台:高津団地方面を取り上げる。20番台:村上団地方面 AとBは勝田台駅〜村上団地を結ぶ[21]の表示である。路線距離が短いことや...

東洋バス 前面行先LED集 2 - 村上団地・高津団地方面

2014.07.10

東洋バス 前面行先LED集 1 - 米本団地方面

当サイトでは東洋バスに関する話題をたびたび取り上げているが、新しく東洋バスの行先LEDを取り上げてみよう。東洋バスに関する基礎資料(?)として、行先の表示をひたすら羅列していく。東洋バスの...

東洋バス 前面行先LED集 1 - 米本団地方面

2014.06.14

東洋バス路線図 2014年1月7日版

2012年9月の「東洋バス路線図 2012年9月1日版」と題する記事に東洋バスの路線図を添付していたが。1年半ぶりに改訂版を発行する。1月7日に試行運行を行っている八千代市コミュニティバスに...

東洋バス路線図 2014年1月7日版

最新記事

2025.05.05

北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出

走り続けて30年。北総鉄道では、4月1日に同社が管理を行っている9100形がデビュー30周年を迎えたことを記念して、ヘッドマークの掲出を実施している。ヘッドマークを掲出しているのは9100形の...

北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出

2025.04.30

京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)

2024年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2024年度の駅別乗降人員をランキング形式で...

京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)

2025.04.26

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

2025.04.20

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

2025.04.15

京成グループ 車両の動き(2024年度)

京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2024年度)