2015.05.06
2015年2月をもって引退となった北総鉄道7260形。そんな7260形を追悼して、7260形の写真特集をお送りする。

北総7260形 7268編成
2008.12.15/新馬場
4直を走る車両の中でも人気が高かったと思われる7260形、1本のみの珍車両だからということもあったのだろうけど、その魅力はやはり8連として都営浅草線や京急線への直通運転に参戦し、優等列車で走る機会も多かったということに尽きよう。これは同じく2014年度で引退となった京成3300形が、晩年は普通列車を中心にのんびりと走っていたこととはとても対照的であった。古い車両が第一線で走り回るということは、それだけで魅力的であり、スバラシイことなのだ。
特に印象深いのは、2012年10月のダイヤ改正にて京急線内における日中時間帯のエアポート急行が快特に格上げされ、7260形も快特として走り始めたことである。よもや赤電の快特が日常的に見られる時代が来るとは思いもしなかった。これも8連として直通運転に参戦しているがゆえの特権であった。

北総7260形 7268編成
2011.5.18/立石〜青砥

北総7260形 7268編成
2008.4.15/東松戸

北総7260形 7268編成
2014.5.23/八 広

北総7260形 7268編成
2014.3.11/糀 谷
◆ ◆ ◆
北総車が宗吾参道に用事がある時に運転される臨時回送89N。元が3300形の7260形にとっては里帰りというわけだ。定期運用では走らない区間を走るということに加えて、私としてはより身近なところを7260形が走るということで、設定のある日は可能な限りカメラを構えたものだった。ここにその一部を掲載しておこう。

北総7260形 7268編成
2012.8.29/実籾〜八千代台

北総7260形 7268編成
2013.4.14/大佐倉〜酒々井

北総7260形 7268編成
2008.11.7/ユーカリが丘〜うすい
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