2015.06.14
時には運も必要さ。
この時は確か、九州のバスが乗り放題となる「SUNQパス」を使った旅行をしていたんだったかと思うのだが、佐世保からの高速バスを長崎駅で降りた私は、せっかく長崎駅にいるのだからちょいと駅の様子でも見ておこうか思い、改札の外からホームをのぞくと・・・おお、そこにはキハ66系の国鉄急行色が停まってるではないかっ!! すかさず入場券を購入して、改札内へ突入〜。
キハ66系は、1975年の山陽新幹線博多開業に伴う北九州地区の新幹線連絡輸送用として製造された気動車である。両開き戸で通勤輸送として使われることを想定しつつも、急行列車としても走れるという当時としてはユニークな存在だったとのこと。編成はキハ66形+キハ67形の2両で組まれているが、製造されたのが国鉄末期に差し掛かっていたということもあって、全部で15本30両のみの少数派。現在は活躍の場を長崎に移し、長崎本線や大村線を走っている。Designed by ドーンデザイン研究所による「シーサイドライナー色」は印象的だ。
前回ご紹介した103系1500番台と同じく九州でしか見られない車両なので、私のような関東の人間にははっきりいって縁のない車両である。そんなわけなので、国鉄急行色となっているキハ66 1+キハ67 1の編成に思わず出会えたのはラッキーなのであった。旅先でツイてるといい気分になる。いずれは現在の標準塗装となっている「シーサイドライナー色」や変わり種の「ハウステンボス色」もじっくりと見てみたいなあと思いつつ、長崎駅を後にしたのであった。
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