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2016.03.05

2月上旬より、京成3000形の11次車にあたる3031・3032編成がお目見えしている。

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京成3000形 3031編成
2016.2.21/谷津〜京成津田沼

▲久々の6両新車となった3031編成

2015年度の新造車である3031・3032編成だが、久々となる6両編成の新造車となった。6両編成の新車導入は、2007年度の3021〜3025編成以来、8年ぶり。新造車は3500形更新車6両編成2本の代替となり、3500形更新車を編成組換えの上、玉突きで4両編成3本の3500形未更新車が置換えとなる見込みである。

11次車の昨年度導入の10次車からの変更点は、側扉の変更、ドア上カモイ部に設置されているLCD車内案内表示器のサイズ拡大などが挙げられる。側扉は窓ガラスをゴムで圧着支持したタイプではなく、金属で押さえるタイプとなった。これは3700形3828〜3868編成(6〜8次車)と同一品の模様(ただし表面の仕上げは従来の3000形の側扉に合わせてある)で、11次車の外観における最大の特徴となっている。車内ドア上のLCD案内表示器は従来の15インチから17.5インチとなり、表示領域が拡大されたことから、案内表示のフォーマットが改められている。また、6両編成としては初めてのLCD装備車1)となるので、LCDによる案内が千葉・千原線でも見られるようになった。このほか3031編成だけの特徴として、6号車の成田方台車にレール塗油器が設置されている。

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京成3000形 LCD案内表示器(17インチ)
2016.2.21/**

▲17.5インチとなったLCD案内表示器(京成津田沼始発時点の表示)

なお、3000形は3001編成と7次車(通称3050形)を除いて、日本車両製は編成番号が偶数、総合車両製作所製(旧東急車輛)製は同じく奇数という慣例(と言っていいのかわからないが)があったが、今回の11次車ではそれが踏襲されずに3031編成が日本車両製、3032編成が総合車両製作所製となっている。

運転開始までのスケジュール
  • 3031編成(日本車両製)
    2月2〜4日:日本車両(豊川)から総合車両製作所(逗子)まで輸送
    2月9日:金沢八景より回送、京成入線
    2月12日:八千代台〜東成田間にて試運転
    2月15日:612より営業運転開始
  • 3032編成(総合車両製作所(J-TREC)製)
    2月29日:金沢八景より回送、京成入線
    3月3日:八千代台〜東成田間にて試運転
    3月7日:1842より営業運転開始
  • 1)新京成車を除く。なお、LCDの右上に表示されている号車番号は車両番号と同じく4号車と5号車を欠番としており、上野方先頭車が8号車(Car No.8)になっている(※)。(※これは表示ミスだったようで、実際の編成両数に合わせて上野方先頭車が6号車になるように後日改められた。)
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