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エトセトラ

2016.04.05

台湾風の2100形が登場!

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京急2100形 2133編成
2016.3.10/京急鶴見

▲台鉄風のラッピング電車となった2133編成

京急電鉄では、2月下旬より2100形2133編成"KEIKYU BLUE SKY TRAIN"を使用した「台鉄☓京急 友好鉄道協定締結1周年記念」ラッピング電車を運行している。京急と台湾鉄路管理局(台鉄)は2015年2月に両者沿線の交流人口増大を目指して「友好鉄道協定」を締結しており、その1周年を記念した企画である。

ラッピング電車のデザインはそのものズバリ台鉄風。京急の"KEIKYU BLUE SKY TRAIN"ってよく見たら台鉄を走る藍色の客車と色が似てるじゃん〜ということで実現した見事なコラボレーションとなった。ただし、ただ単に"KEIKYU BLUE SKY TRAIN"に白帯を追加しただけでは千葉急行になってしまうので、前面のスカートに黒と黄の警戒色を入れてそれっぽく、車体側面中央には実車と同じく台鉄の局章をしっかりと掲出。そうすることであらまあびっくり、見事に台湾風の"KEIKYU BLUE SKY TRAIN"の出来上がりさ。

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京急2100形 2133編成
2016.3.10/八丁畷

▲ヘッドマークも掲出して運行中

前面スカートの警戒色は2100形の表情をさらに引き締め、側面の白帯も編成に連続感を作っていて実にかっこよく仕上がっている。もはや2133編成はずーっとこの姿でもいいんじゃないかと思わせられるような出来である。ラッピングが終了するのが3月26日なのはいくらなんでも早すぎると思ってたところ、やはりこの台鉄風京急電車はかなりの好評のようで、6月初旬までの延長が決定・・・! これは嬉しいね。

さらに! 一部の報道によれば、台湾鉄路管理局では京急での2100形台鉄ラッピング電車の好評っぷりを受け、台北近郊を走る通勤型車両EMU700(通称:スネ夫)に京急電車風のラッピングを施すとのこと。EMU700と言えば、一部の車両が日本車両製の日本にもゆかりのある車両。っていうか、日車独特のブロック工法の車体で京急塗装が見られるとは思わなかったぞ・・・。EMU700の京急風ラッピング電車は5月にも登場するとのこと。台鉄のノリの良さ、仕事の早さは見習わなきゃいかんなあ。

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