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エトセトラ

2016.06.23

京急新1000形1800番台、運用範囲を拡大中。

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京急新1000形 1801編成
2016.6.25/新鎌ヶ谷

▲アクセス特急として京成成田スカイアクセス線を走る京急新1000形1800番台
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京急新1000形 1801編成
2016.6.19/小室〜千葉ニュータウン中央

▲千葉ニュータウン区間を快走する

3月上旬に営業運転を開始した京急新1000形1800番台だが、6月中旬よりいよいよ都営浅草線や京成線、北総線への直通運転に入っている。営業運転開始以来4両編成として動いていた1801編成と1805編成は、5月末よりデハ1804+デハ1805の連結部分に貫通幌を取り付けて8両編成の扱いとして運転を開始、同月27日には8両貫通編成でないと入線できない泉岳寺に初入線を果たした。

しばらく泉岳寺までの運転が続いた後、6月16日には67H運行に充当して京成線の高砂まで直通し、都営浅草線と京成線に初入線。同19日には77H運行に充当して成田スカイアクセス線経由で成田空港まで入った。さらに21日には33H運行で北総線への運用にも初充当して印西牧の原まで1往復、28日には2015年12月ダイヤ改正で復活した京急車の京成本線直通運用81H運行に入り、京成本線の宗吾参道まで、加えて都営浅草線の西馬込まで走った。

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京急新1000形 1801編成
2016.6.28/ユーカリが丘〜うすい

▲28日には京成本線に直通する81H運行にも充当

新1000形1800番台は貫通形の新1000形ということで、これまでの新1000形とは乗務員室内の構成が明らかに異なっているが、特に教習用として貸し出されることもなくぶっつけ本番での直通開始となった。もっとも、ステンレス車の直通開始の時もいきなり乗り入れてきたので、見た目は変わってもやはり所詮は新1000形ということなのだろうと思われる。

アクセス運用や京成本線直通の運用にも充当してきていることから、8両編成の時の扱いは京成線内の停車駅予報装置を装備している600形および新1000形1121編成以降に準じているものとみられる。京成線方面はいかんせんここ十数年3000形とそのなかまたちばかりが増えている状態なので、新1000形の亜種とはいえ新顔の車両が入ってくるのはウレシイところだ。

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