KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2016.08.21

6月に水戸に行ったついでに小一時間ほど観察した水戸駅前のバスをば。その2。

X61717.jpg

茨城交通 1580号車
2016.6.15/水戸駅前

▲低床車両が中古車市場に出回り始めたことで、茨城交通で数を増やしている7Eのノンステップ車両

前回の記事でご紹介したように中古車が中心となっている茨城交通でも、さすがに最近はバリアフリー対応の低床車両が入ってきている様子。ノンステップ車両が本格的に走り始めて15年ほどが経ち、大手事業者よりノンステップ車両が中古市場に流れてきているためだが、経年車が目立つ茨城交通に新たな彩りを添えている。2000年代以降の車両はどうしても仕様が画一的な方向へ進んでいくが、様々な事業者より中古車を導入している茨城交通では同一車種でも前事業者の違いによる細かな差異が見え、1台1台に個性が表れていて楽しい。以下、前回の記事にひきつづき水戸駅前で見かけた車両を適当に羅列。

X61674.jpg

茨城交通 1354号車
2016.6.15/水戸駅前

▲京王バスからまとまった台数が入ってきている様子の中型ロング車。元京王バスの車両はバンパーや中扉などにその特徴が現れている
X61705.jpg

茨城交通 1406号車
2016.6.15/水戸駅前

▲いわゆる"チャボ"顔の中型ノンステップ車両。こちらも元京王バスとのことだが、2台のみ導入の少数派。車体の側面に絵が描かれている「らくがきバス」なるバスをかなり見かけたが、バスに絵を描くのが水戸の文化なんですか
X61667.jpg

茨城交通 1356号車
2016.6.15/水戸駅前

▲何か違う塗装の車両が現れたと思ったら復刻塗装車だそうで。連番で2台が走っている模様
X61670.jpg

茨城交通 1687号車
2016.6.15/水戸駅前

▲登録番号からして最近走り出したと思しきいすゞエルガのノンステップ車両。今後はこういった車両が水戸駅前を埋めつくすことになるのだろう

関連記事

水戸駅前のバス 2016年初夏 1 - 茨城交通あれこれ

6月に水戸に行ったついでに小一時間ほど観察した水戸駅前のバスをば。茨城交通は茨城県央を営業エリアとするバス事業者である。水戸駅を発着する一般路線バスは茨城交通と関東鉄道、JRバス関東と3社あるが...

水戸駅前のバス 2016年初夏 1 - 茨城交通あれこれ
しずてつジャストラインの古参エアロスター

2015年初秋の静岡、時間に余裕があったので静岡駅にて小一時間バスも観察してみた。静岡市内を走るバスは静岡鉄道系列のしずてつジャストラインがそのほとんどを独占しており、静岡駅のバスターミナルを...

しずてつジャストラインの古参エアロスター
旭川のバス 2014年冬 2 - 道北バスあれこれ

旭川で適当に撮ったバスの写真その2。道北バスである。道北バスも旭川電気軌道と同じく旭川市内を中心に路線網を展開しているが、北は名寄、東は層雲峡方面へ郊外バスを運行しているのが特徴的。また、旭川を...

旭川のバス 2014年冬 2 - 道北バスあれこれ
旭川のバス 2014年冬 1 - 旭川電気軌道あれこれ

旭川で適当に撮ったバスの写真をば。まずは旭川電気軌道である。以前ご紹介した士別軌道と同様に社名に"軌道"という文字があるが、これは旭川から東川町方面に向かう軌道を運営していた名残。現在は...

旭川のバス 2014年冬 1 - 旭川電気軌道あれこれ
士別軌道 市内線のバス

士別の方に行ったついでに、士別市内を走る士別軌道のバスの様子をば。士別軌道は、士別を中心にバス事業を行なうバス会社である。社名に"軌道"の文字が入っているのは、その昔木材を輸送するための軽便鉄道...

士別軌道 市内線のバス

最新記事

京成本線 実籾〜八千代台間の線形改良が完了

京成本線実籾〜八千代台間、実籾カーブの線形改良が完了。京成電鉄が進めている本線実籾〜八千代台間の線形改良工事に大きな動きが生じている。5月19日終電後から翌20日未明にかけて上り線の切り替え工事...

京成本線 実籾〜八千代台間の線形改良が完了
京成線 駅別乗降人員ランキング(2022年度)

2022年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2022年度の駅別乗降人員をランキング形式で見て...

京成線 駅別乗降人員ランキング(2022年度)
京成電鉄「2023年度 鉄道事業設備投資計画」を読む

今年も大型連休が終わり、鉄道各社から設備投資計画が発表される季節がやってきた。京成電鉄でも18日に発表があったところなので、これを読んで今後の動きを探ってみよう。2023年度における鉄道事業の...

京成電鉄「2023年度 鉄道事業設備投資計画」を読む
ちばレインボーバス197号車 リゾートカラーの日野ブルーリボン

リゾートカラーのちばレインボーバスが登場。北総線沿線の印西市に本社を構えるちばレインボーバスは、自社導入の車両のほか、京成バスグループ各社からの経年の移籍車で営業を行っている。同社の移籍車に...

ちばレインボーバス197号車 リゾートカラーの日野ブルーリボン
京成AE形 特別装飾「KENTY SKYLINER(ケンティスカイライナー)」運転(第2期)

お客様がお姫様になっちゃうスカイライナー。第2弾。京成電鉄では、2021年7月より運行を開始したAE形「KENTY SKYLINE(ケンティスカイライナー)」についてリニューアルを実施、2022年...

京成AE形 特別装飾「KENTY SKYLINER(ケンティスカイライナー)」運転(第2期)