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エトセトラ

2016.09.17

千葉シーサイドバスでは、本社営業所第二車庫(本社営業所近傍の分車庫)の移転を実施。新しく第三車庫を開設した。

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千葉シーサイドバス 第三車庫
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▲幕張町5丁目に開設した第三車庫。特定用の大型車を中心に留置を行なっている
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千葉シーサイドバス 第三車庫
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▲奥に詰所らしき建物も見える

新設された第三車庫は幕張町5丁目、セブンイレブン向原店の2軒隣に位置している。もとは運送会社の営業所だったところで、居抜きのような格好で転用されたようだ。近所の方によれば、ここにバスが現れたのは8月24日ごろだそう。広さは大型車が十数台とめられる程度で、もともとの第二車庫がそうだったように、特定用の大型車を中心に留置を行なっている。車庫の奥には運送会社の営業所だったとみられる平屋の建物もあるが、これが何に使われているのか今のところよくわからない(いちおう入口には「(株)千葉シーサイドバス」と書いてある)。

第三車庫を新設した理由だが、もともとの第二車庫が手狭になったとかではなく、千葉市が主体となって実施している幕張東土地区画整理事業1)の進捗によるものとみられる。同事業においては、第二車庫だけでなく本社営業所および東洋バス本社(JR幕張駅バス停)のあるところも区画整理の対象となっており、将来的にはこれらも移転するものと思われる。千葉市によれば、2017年度末にも幕張駅北口の暫定駅前広場を整備する予定2)で、その完成予定図を見ると2台分のバス乗降バースが用意されていることから、少なくとも現在のJR幕張駅バス停はそちらに移転する見込み。区画整理は2030年度に事業完了予定で、幕張駅北口の姿は大きく変わることになる。

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千葉シーサイドバス 第二車庫
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▲ありし日の第二車庫。元はガソリンスタンドであった。車両は手前の道路に顔を向けるような格好でとめられていた

(※)新しい車庫の名称が第三車庫ということが判明したので、記事を書き換えました(2018.5.5)

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