2016.09.29
6月に水戸に行ったついでに小一時間ほど観察した水戸駅前のバスをば。その3。関東鉄道である。
水戸駅には茨城交通だけでなく、関東鉄道も乗り入れてきている。茨城県の南部を主な営業エリアとする関東鉄道はこの水戸駅がおおむね北限となっているようで、水戸駅北口を発車したバスは常磐線の南側へ向かって走る。特に県道50号(旧国道6号)から茨城町方面へは関東鉄道が独占しており、県道50号の主といったところ。茨城町を抜けて茨城空港や鉾田駅まで走る路線も存在しており、距離の長い一般路線は乗り応えもありそう。
感覚的には、水戸駅における茨城交通と関東鉄道の比率は7:3といったところだろうか。とにかく便数の多い茨城交通に紛れて関東鉄道が走ってくるという感じである(さらに茨城交通と関東鉄道に紛れてJRバス関東が出現する)。ただし、車両としては中古車中心の茨城交通よりも関東鉄道のほうが新車の比率が高いという印象。しかし、子会社の関鉄グリーンバスとなるとそういうわけにもいっていないようで、茨城交通に負けないくらいの経年車も現れる。嗚呼、これが分社子会社の運命<さだめ>なのか・・・。
(完)
※タイトル変更しました:水戸のバス 2016年初夏 → 水戸駅前のバス 2016年初夏
- ツイート
- #
- バスその他
- タグはありません
関連記事
水戸駅前のバス 2016年初夏 2 - 茨城交通あれこれ その2
6月に水戸に行ったついでに小一時間ほど観察した水戸駅前のバスをば。その2。前回の記事でご紹介したように中古車が中心となっている茨城交通でも、さすがに最近はバリアフリー対応の低床車両が入ってきて...
水戸駅前のバス 2016年初夏 1 - 茨城交通あれこれ
6月に水戸に行ったついでに小一時間ほど観察した水戸駅前のバスをば。茨城交通は茨城県央を営業エリアとするバス事業者である。水戸駅を発着する一般路線バスは茨城交通と関東鉄道、JRバス関東と3社あるが...
しずてつジャストラインの古参エアロスター
2015年初秋の静岡、時間に余裕があったので静岡駅にて小一時間バスも観察してみた。静岡市内を走るバスは静岡鉄道系列のしずてつジャストラインがそのほとんどを独占しており、静岡駅のバスターミナルを...
士別軌道 市内線のバス
士別の方に行ったついでに、士別市内を走る士別軌道のバスの様子をば。士別軌道は、士別を中心にバス事業を行なうバス会社である。社名に"軌道"の文字が入っているのは、その昔木材を輸送するための軽便鉄道...
広島バス2012年秋 - 富士重工5Eボディの古参車両
広島はJRも路面電車もボロいが、バスもボロいぞ(※褒め言葉)。広島のバスのボロの象徴と言えば、広島バスの富士重工5Eボディ架装車だろうと思う。全国的に数を減らしてきている同型車だが、ここ広島では...
最新記事
京成グループ 車両の動き(2023年度)
京成グループにおける2023年度の車両の動きをまとめてみよう。まずは京成。ここ数年は列車無線のデジタル化に伴う予備車の存在や2度にわたる脱線事故の影響などでイレギュラーな車両の動きが続いていたが...
北総7500形 「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマーク
北総線開業45周年記念。北総鉄道では、3月上旬より7500形おいて「北総1期線開業45周年記念」ヘッドマークの掲出を行っている。表題のとおり北総1期線(新鎌ヶ谷〜小室)の開業45周年を記念した...
タイ国鉄 フアランポーン駅の現在
クルンテープ・アピワット中央駅に続いて、かつての中央駅、フワランポーン駅も訪ねてみた。2023年1月にバンコクの中央駅の地位をクルンテープ・アピワット中央駅に譲ったフアランポーン駅。中央駅の移転...
京成3400形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2024年)
今年も桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月上旬より3400形3448編成において「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークの掲出を行っている。佐倉市において毎年この時期に実施している観光キャン...
新京成線 2024年3月23日ダイヤ改正
新京成線、久しぶりにダイヤ改正を実施。新京成電鉄では、3月23日にダイヤ改正を実施した。平日朝における列車増発と夜間時間帯の運転間隔見直しが主な内容となっている。それぞれについて内容を見てみよう...