KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2016.10.25

10月上旬に東洋バスと千葉シーサイドバスとで車両の動きがあったので、見てみよう。

X62352.jpg

千葉シーサイドバス 2891号車
2016.10.18/千葉駅北口

▲千葉競輪場のファン送迎バスとして走る東洋バス3298号車改め千葉シーサイドバス2891号車
X62358.jpg

千葉シーサイドバス 2891号車
2016.10.18/千葉駅北口

▲うしろ側

東洋バスから千葉シーサイドバスへ3台の車両が転属した。転属した3台は次の通り。

  • 千葉200か2891 ← 習志野22を3298
  • 千葉200か2892 ← 習志野200か566
  • 千葉200か2893 ← 習志野200か672

転属した3台は、いずれも貸切あるいは特定用の車両となっている。この3台のうち、特筆すべきは東洋バス3298号車から千葉シーサイドバス2891号車となった車両で、1999年式の三菱ふそうエアロスターKC-MP317M。そんな東洋バスでも最古参のグループに属している車両が、このほど千葉シーサイドバスに転属することになったのは驚きである。いまや少なくなった「習志野22を」のナンバーを付けていた車両が真新しい千葉ナンバーを掲げて走る姿は実に面白いところ。転属後の初仕事は千葉シーサイドバスが運行を担当している千葉競輪場のファン送迎バスの増発便となり、その収容力を生かしてG1レースの観戦客を輸送した。

このほか、東洋バス672号車が千葉シーサイドバス2893号車として転属したことで、東洋バス本体からエアロミディPA-MK25FJが形式消滅。これにて東洋バスに在籍していたPA-MK25FJは全て千葉シーサイドバスの所属となった。672号車は長らくフルルガーデン八千代の無料送迎バスとして使用されていたが、これの後釜には1344号車(三菱ふそうSKG-MK27FH、2011年式)が充てられている。

関連記事

東洋バス 車両一覧

東洋バスに在籍している車両および過去に在籍していた車両を表にまとめたものである。車両一覧というからには本来は創業時からの全車両を掲載すべきだが、過去にさかのぼればさかのぼるほどよくわからなく...

東洋バス 車両一覧
山梨交通C822号車 元東洋バスの日デRN

山梨方面に用事があったついでに南アルプス市を走る元東洋バスの様子を見てきたので、そのレポートをば。山梨交通C822号車、1998年式の日産ディーゼルKC-RN210CSN(富士重工8Eボディ)で...

山梨交通C822号車 元東洋バスの日デRN
東洋バス 車両情報@2015年12月

東洋バスでは、10月以降に中型ノンステップ車両の新車導入を含めた車両の動きがあったので、年末にまとめてドン。新車導入@2015年9月 9月に新車が4台導入された。導入されたのは三菱ふそう...

東洋バス 車両情報@2015年12月
東洋バス 新車情報@2015年6月

東洋バスでは、6月に中型ノンステップ車両の新車を4台ほど導入したので紹介しよう。今回導入されたのは三菱ふそうエアロミディのノンステップ車両で、型式はTKG-MK27FHといっただろうか。4台が...

東洋バス 新車情報@2015年6月
東洋バス1696号車 メトロ窓のKC-MK系エアロミディ

ボロがまさかの本体復帰。千葉シーサイドバスからメトロ窓の中型車が東洋バスに帰ってきた。登録番号は習志野200か1696で、これは千葉シーサイドバスの千葉200か1744のナンバーを付けていた車...

東洋バス1696号車 メトロ窓のKC-MK系エアロミディ

最新記事

2025.05.05

北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出

走り続けて30年。北総鉄道では、4月1日に同社が管理を行っている9100形がデビュー30周年を迎えたことを記念して、ヘッドマークの掲出を実施している。ヘッドマークを掲出しているのは9100形の...

北総9100形 デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出

2025.04.30

京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)

2024年度の京成線の駅別乗降人員ランキング! 京成線の全69駅において、どの駅の利用が多いのか少ないのか。京成電鉄が毎年公表しているデータを基に、2024年度の駅別乗降人員をランキング形式で...

京成線 駅別乗降人員ランキング(2024年度)

2025.04.26

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

2025.04.20

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

2025.04.15

京成グループ 車両の動き(2024年度)

京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2024年度)