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エトセトラ

2017.01.19

リスボンを走るケーブルカー、ビッカ線に乗る。

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リスボン ビッカ線のケーブルカー
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▲小ぶりな車体が特徴のビッカ線のケーブルカー

ケーブルカーというと山の中を走っていて、山麓から山の中のある程度のところまで運んでくれる楽ちんな乗りものという印象があるが、リスボンのケーブルカーは市街地の中を走る。"7つの丘の都"と言われるほどとにかく坂の多いリスボンでは、市街地の中をビッカ線、グロリア線、ラヴラ線という3つのケーブルカーが営業を行なっており、それぞれが観光スポットとなっている。その中でも観光客に特に人気なのが、サンパウロ通りとコンブロ通りの高低差280mを約250mほどの距離で登るビッカ線のケーブルカー。かわいらしい小ぶりな車体のケーブルカーが狭い路地の中をトコトコと走っていく様子は、裏路地のケーブルカーといったところ。乗車時間は3分くらいだが、坂が急な狭い路地を走るビッカ線はリスボンをぎゅっと詰め込んだかのような乗りものである。

ケーブルカーは2台の車両が互いに行ったり来たりしている。このケーブルカーが面白いのは言わば路面ケーブルカーとなっている点。ケーブルカーというくせに、ケーブルが見当たらないことにお気づきだろうか。通常のケーブルカーでは、2本のレールの間に車体を引っ張るケーブルが露出していることが多いが、リスボンのケーブルカーは地面の下にケーブルを通している。レールの間には溝が掘ってあり、そこで車体とケーブルとが繋がっているというわけである。したがって、ケーブルカーが走るところはフツーの道路にもなっており、ケーブルカーの線路上を歩くことだって可能。急な坂道を楽するためにケーブルカーがあるのに、ケーブルカーの写真を撮るために気づいたら急な坂道を何往復もしているのだからわけがわからない。

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リスボン ビッカ線のケーブルカー
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▲上の駅は絶好の撮影ポイント。奥にはテージョ川も見える。これがリスボンを代表する風景のひとつ・・・らしい
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リスボン ビッカ線のケーブルカー
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▲ケーブルカーの車内。車体はほとんど木製のようで、車内は木のいい匂いがしている。車内は馬車鉄道のような構成で、ボックスシート1つに対して乗降扉が1つ設けられているスタイル
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リスボン ビッカ線のケーブルカー
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▲パンタグラフも小さくて可愛らしいものが屋根上に載る。架線との接触部分には一般的なスリ板ではなくホイールが使われている

運賃は車両にも掲示されているとおり1回の乗車で3.60ユーロ。3分ちょっとの乗車時間のわりにちょいと高い気がしないでもないが、Viva Viagemの1日乗車券(24時間券)の適用範囲内なのでやはり1日乗車券で乗るのがお得だと思う。以前の記事でもご紹介したように1日乗車券は6ユーロなので、ケーブルカーであれば2回乗るだけで元が取れてしまう。ダイヤは特に設定されていないようで、人が集まり次第発車するというずいぶんとお気楽な方式。これではいつ発車してくれるのか不安になってしまうが、ケーブルカーそのものが見どころのひとつになっているだけあって絶えず人が乗ってくるので、結果的に大して待たずとも乗車が可能になっている。

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リスボン ビッカ線のケーブルカー
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▲線路の構造も興味深い。2本のレールどうしが交わるようで交わらない"ガントレット"というもの。レールとレールの間に溝が掘ってあり、その下に動力たるケーブルが張ってある

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