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エトセトラ

2017.04.19

新京成8800形にリニューアル車が登場。

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新京成8800形 8807編成
2017.4.15/前 原

▲機器更新に加えて車体のリニューアルも実施した8807編成。行先表示がフルカラーLEDになっているのが特徴

​新京成電鉄では、昨年度より8800形8803編成にてVVVFインバーターなどの更新を実施した8800形の機器更新車とも言える車両を走らせているが、今年度は機器更新に加えてさらに内装を更新したリニューアル車両が登場した。8800形リニューアル車の第1号となったのは8807編成で、2月24日より営業運転に入っている。機器更新については以前の記事でご紹介したので、ここでは主に車体のリニューアルについて見ていこう。

内装リニューアルの内容はおおむね次のよう。

  • 化粧板の交換および床材の張替え
  • シート生地の張替え
  • 大型袖仕切りの新設
  • 吊革・カーテンの交換

​この通り、内装について徹底的に手が加えられており、新型車両と見紛うばかりの出来映え。リニューアルされた車内は、車体色として採用されているコーポレートカラーのジェントルピンクに呼応するかのようにピンク系の色を中心にまとめられており、新京成電車としての統一感や調和、イメージアップ効果を図ったものになっている。

このほか、ドア上カモイ部に設置されている案内表示器のLCD化も行なわれた。LCD案内表示器はN800形N848編成で採用されたものと同じコイト電工製の「パッとビジョン」となり、情報能力が格段に向上した。さらに照明機器のLED化も合わせて実施され、人にも環境にもやさしい電車になった。8800形はこれまで化粧板の張替えや座席のバケットシート化、スタンションポールの設置など、細かい改良を蓄積してきていたが、このリニューアルにて一気に新しいスタンダードが確立されたという感じである。

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新京成8800形 リニューアル車の車内
2017.3.1/**

▲内装が一新されたリニューアル車の車内。ピンク系でまとめてあるとともに、座席の座面に黒色を採用してメリハリのあるデザインに
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新京成8800形 行先表示「松戸」
2017.3.1/**

▲フルカラーLEDになった行先表示器。今のところフルカラーが活用される機会はなし

​外観については行先表示器が従来の方向幕からフルカラーLEDとなっており、これが8800形更新車を外から見分けるポイントのひとつとなっている。新京成の車両でフルカラーLEDの行先表示器の採用は初めての事例になる。各車両側面それぞれ1ヶ所ずつ車外スピーカーも新設されており、N800形に準じた乗降促進放送も流せるようになっているようである。このようにN800形とくらべて遜色のない内容となっているが、消費電力の点でN800形と比較して約20%もの省エネルギー効果があるということで、もはや8800形更新車は最新型車両であるN800形を超越した車両に仕上がったといっても過言ではないだろう。

​新京成電鉄によれば、今後は毎年1編成のペースで8800形の更新を実施していくという。加えて、同社の眞下代表取締役社長が業界団体の機関誌に寄稿した文章1)によれば、8800形の更新は計9編成に施工予定とのこと。よって、あと8年ほど8800形の更新工事が続くようである。8800形は16編成が在籍しているので、このことは7編成が更新工事の対象外ということを意味している。

しかし、N800形の新造ペースを考えるならば、8800形の更新工事が完了する予定の8年後には8000形が既に全廃しているものとみられ、ぼちぼち8800形が廃車対象になりつつある、あるいは8800形にも廃車が発生している頃合であると予想される。その時点で8800形に廃車が発生するのであればそれはもちろん更新工事対象外の編成であり、8800形はこの先更新工事の対象になるかならないかで明暗が分かれそうな情勢になっている。

  • 1)(一社)日本鉄道車輌工業会刊『鉄道車両工業』480号(2016年10月号)。

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