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エトセトラ

2017.09.25

​あ・・・ありのまま 今 起ったことを話すぜ!

​「1番線に都営5300形の快速高砂行が停車していると思ったら、2番線から都営5300形の快速高砂行が追い抜いていった

​な・・・ 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をしてるのかわからなかった・・・

​接続だとか通過追い抜きだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

​もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ・・・

(ポルナレフさん談)

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都営5300形 5322編成&5320編成
2017.7.21/佐 倉

▲都営5300形の快速高砂行どうしが並ぶ夜の佐倉駅。左の快速高砂行が右の快速高砂行を追い抜いていく

​5300形の快速高砂行が5300形の快速高砂行を追い抜く。そんなアホなことがあるかいなと言われてしまいそうな状況が、平日の21時ごろの佐倉駅で展開する。実際に見に行ってみるとそこには確かに2本の5300形が並んでおり、1番線に停車している5300形の快速高砂行を2番線から5300形の快速高砂行が追い抜いていく。なぜに夜の佐倉駅でこんな珍妙なことが起きているのだろうか。

時刻表を見てみよう。追い抜く方の快速高砂行は成田空港20時32分発の2010T。佐倉に21時7分着、同8分に発車していく至って普通の快速列車である。じゃあ追い抜かれる方の快速高砂行は何なのよというと、これは佐倉21時30分"当駅始発"の2016Tである。2010Tの約20分後に発車する列車が2010Tが来る前から営業列車として待機しているもんだから、冒頭のような状況が発生しているということになる。

そうすると、実際は追い抜きになってないんじゃないのと思われるかもしれないが、列車番号をよく見てみてほしい。追い抜かれる方の快速高砂行は佐倉を21時台に出発するにもかかわらず列車番号が2016Tになっている。この列車は実際には成田始発で、成田を20時40分ごろに回送として出発、佐倉で快速に種別変更するというもの。2016Tは佐倉で種別変更のついでに時間調整で30分ほど停車するので、その間に2010Tが発着していくというカラクリだ。京成では営業列車は始発駅のホームに着いた時から客扱いを開始するので、2016Tは佐倉に到着後ただちに回送から快速高砂行へと変更。こうして、快速高砂行が快速高砂行を追い抜くというシーンが作られる。

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都営5300形 5324編成&5315編成
2017.9.20/佐 倉

▲右も左も5300形の快速高砂行である

2016Tのほかにも成田→佐倉を回送で走り、佐倉で種別変更と時間調整を行なう列車が何本か存在する。中には佐倉で快速として待機中に普通に追い抜かれる列車も存在しており(2016Tも2010Tの前に普通上野行を1本先行させている)、この時間帯に佐倉から上り電車に乗る際にはその発車順序に十分な注意が必要だ。

その中でも、2016Tと2010Tの都営5300形の快速高砂行が都営5300形の快速高砂行を追い抜くシーンは特に面白い。単に快速高砂行どうしという追い抜きだけでなく、追い抜く側も追い抜かれる側も都営車というのが実に珍妙な光景を生み出している(しかも佐倉で)。現行ダイヤの中でも屈指の珍場面と言えるだろう。

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