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エトセトラ

2017.11.05

京成バスに1台だけ在籍する、高速バス仕様のリエッセという世にも珍しい車両をご紹介しよう。

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京成バス 0800号車
2017.4.17/習志野市大久保

▲京成バス0800号車。高速バス仕様のリエッセ・・・なのだが、紆余曲折を経てマルエツのお買い物バスとして走る
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京成バス 0800号車
2017.4.17/習志野市大久保

▲うしろ側

​京成バス習志野出張所に在籍していた0800号車である。カラーリングからして貸切用車両のように見えるが、実は高速バス仕様のリエッセという珍車。型式はBDG-RX6JFBAで、2009年に1台だけ導入されたものである。当初は千葉営業所の5401号車として、君津駅と成田空港を結ぶ路線で使用されていた。リエッセを高速バスとして使うのは、このほか中国バスの「オーシャンライナー」や平和交通の「マイタウンライナー」くらいで、珍しい事例のはずである。

ところが2013年になると雲行きが怪しくなってくる。5401号車は高速バスの用途を外れて奥戸営業所に転属、同所の1413号車ということになった。奥戸営業所では特定の仕業を持たず、主に教習車として使用されていたようである。さらに2016年には金町営業所に転属(8405号車)。金町営業所ではほとんど動いていなかった模様で、やはり"高速バス仕様の小型車両"というクセの強さが災いしたのか、少々持て余している感じは否めなかった。

そんなリエッセに転機が訪れたのは同2016年のこと。車庫で暇そうにしていたところに目を付けられて、マルエツ京成大久保駅前店の店舗建て替えに伴い運行されたお買い物バスに抜擢。習志野出張所に転属し、0800号車としてマルエツ京成大久保駅前店〜マルエツ東習志野店の短い距離を往復するようになった。冒頭の写真はその姿をとらえたものである。仕事をもらえてよかったねといいつつも、高速道路をバリバリ走るはずだったのが、お買い物バスというある意味では高速バスから最も遠い使われ方をしているのは面白いというかなんというか。それでも車庫の肥やしにしておくよりマシ?? 人生いろいろとは時の内閣総理大臣の弁であるが、この0800号車を見ているとバスの生涯もいろいろと感じさせられる。

◆ ◆ ◆

この0800号車、マルエツ京成大久保駅前店の建て替えが終わる1)まではとりあえずは安泰かと思ったら、それを待たずして2017年9月中に今度は新習志野高速営業所に転出となってしまった模様。現在、同車は新習志野高速営業所のH719号車ということになっている。再びこれといった固定の仕事がなくなってしまった0800号車改めH719号車の今後の命運やいかに。

  • 1)マルエツ大久保店の建て替えは2017年10月に完了し、お買い物バスの運行も終了になっている。

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