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エトセトラ

2018.02.04

世の中には珍車とかレア車とか言われるバスが存在する。ちばグリーンバスのCG-305号車を紹介しよう。

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ちばグリーンバス CG-305号車
2016.12.8/佐倉市大崎台

▲2015年に京成バス市川営業所からやってきたちばグリーンバスCG-305号車。日野レインボーHRではなくいすゞエルガJである
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京成バス N130号車
2016.12.8/佐倉市寺崎北

▲うしろ側

さて、このCG-305号車のどこが珍しいのだろうか。そこらへんでよく見かける日野のレインボーHRじゃないの・・・と思われたそこのアナタ! 残念ながらそれは違うのでござる。これぞいすゞエルガJ、レインボーHRのOEM車なのだ。

​2000年代、路線バスの低床化が進む段階で、中型車ながら大型車並みの車長をもったいわゆる中型ロング車両が流行った時期があった。バリアフリーに対応する車両を導入するにあたり、大型ノンステップ車両よりも車両価格が低廉に抑えられることが理由である。その嚆矢は日産ディーゼルのスペースランナーJPであったが、日野自動車と三菱ふそうがそれぞれレインボーHR、エアロミディMKとして参入。いすゞは当初このサイズの車両の市場投入を見送っていたが、2003年になって日野自動車よりレインボーHRをOEMとして供給してもらい、これをいすゞブランドで発売することになった。こうして誕生したのがエルガJである。

OEM車ということで、エルガJとレインボーHRはほとんど同じということのようだ。外観も同じなら中身も同じ。両者で異なるのは、ハンドルに埋め込まれているメーカーのエンブレム・・・くらいなのだとか。そんなわけなので、それならフツーに日野のレインボーHRを買えばいいんじゃね? と思われるのは当然のこと。エルガJを全国で最も多く導入した立川バス1)によれば、エルガJは全部で15台程度しか売れなかった模様である。全国で15台ほどしか走っていないのだから、そりゃあ間違いないなくレア車でしょう。

京成バスでは2005年に2台のエルガJ(PK-HR7JPAC)が導入され、市川営業所の2261、2262号車として配置された。同社では2003年と翌04年に大量のレインボーHRを導入しているが、わざわざエルガJを入れたのは配置先がいすゞ車を主力にしている市川営業所だったため・・・? ともあれ、京成バスに希少なエルガJが2台在籍することになった。

2261、2262号車の2台は新製配置より一貫して市川営業所で運用された後、2015年になって2262号車がちばグリーンバスに移籍し、表題のCG-305号車になった2)。京成バスの分社子会社であるちばグリーンバスでは時おり京成バスからの転属車が出現するが、よもやこんな車両がやってくるとは思わなんだである。ぜひとも大切に走らせてほしい。というわけでみなさま、希少なエルガJに会いに佐倉の街においでませ。

  • 1)立川バスでは8台のエルガJが導入された。
  • 2)片割れの2261号車も2016年に京成バスから除籍され、関東鉄道に移籍。現在はつくば中央営業所の9443YT号車として走っている。

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