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エトセトラ

2018.02.10

タイ国鉄の列車に乗って1dayトリップ。2015年2月にタイを訪れた時はメークローン線の線路市場を見に行ったけど、今回はさらに足を延ばして泰緬鉄道を訪ねてみた。

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タイ国鉄 バンコク=トンブリー駅
2016.10.23/**

▲チャオプラヤ川の西側にあるタイ国鉄のターミナル、バンコク=トンブリー駅1)。今回の旅はここからスタート

泰緬鉄道とは、字のごとくタイとミャンマーを結んでいた鉄道である。第二次世界大戦中に旧日本軍によって建設されたものであるが、多数の捕虜を動員しての人海戦術による突貫工事は苛酷さを極め、その犠牲者は数万人にも及んだとされる。泰緬鉄道の凄惨な工事の模様は「戦場にかける橋」として映画の題材にもなり、そのヒットにより広く知られることとなるが、これにより泰緬鉄道は観光地化が進み、現在は多くの人々がその痕跡を訪ねにやってきている。

戦後、泰緬鉄道は国境越えの部分が廃止され、タイ側ではナムトックというところまでの運行になった。現在の泰緬鉄道は、タイ国鉄南本線系統のナムトック支線として列車が走っている。列車の運行は1日3往復、うち2往復がバンコクからの直通列車である。参考までに列車の時刻を以下に記しておこう(※2016年10月現在、バンコクは*を除いてトンブリー発着)。

下り(ナムトック方面)
列車番号 バンコク カンチャナブリー ナムトック 備考
485 --- 5:52 8:20 ノーンプラドゥック4:35発
909 6:30* 9:29 11:30 観光列車。土日のみ運行
257 7:50 10:25 12:35 カンチャナブリーから915レを併結
915 --- 10:25 12:35 観光列車。257レに併結
259 13:55 16:26 18:30
上り(バンコク方面)
列車番号 ナムトック カンチャナブリー バンコク 備考
260 5:20 7:12 10:25
258 12:55 14:48 17:40
910 14:25 16:53 19:25* 観光列車。土日のみ運行。カンチャナブリー15:53着
486 15:30 17:41 --- ノーンプラドゥック18:50着

時刻表にて記した通り、週末に限りバンコク〜ナムトック間で観光列車が1往復運転されているとのことだが、それじゃあつまらん、やっぱり乗るならローカルの列車だよねということで、ほぼ自動的にバンコク7時50分発の257レで出発ということに相成った。この列車を終点のナムトックまで乗り通し、折返しナムトック12:55分発の258レでカンチャナブリーのクウェー川鉄橋まで戻ってくるという行程を組んだ。なお、南本線系統のローカル列車はフアランポーン駅ではなく、チャオプラヤ川の西側にあるトンブリー駅発着なので、本日の旅はトンブリー駅がスタートとなる。

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タイ国鉄 バンコク=トンブリー駅
2016.10.23/**

▲駅の入口はホームに直結。列車が停まっている。大きな駅ではないが、多くの人が各々の列車を待っている
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タイ国鉄 バンコク=トンブリー駅
2016.10.23/**

▲ホームは2面。奥側のホームには線路を渡っていく

というわけで、早朝のバンコク=トンブリー駅である。せっかくフワランポーン駅近くのホテルだったのも虚しく、タクシーを走らせて到着。トンブリー駅は地図で見る限りそんなに大きな駅ではなさそうだし、ローカルの列車が主役の寂れた駅を想像していたのだが、これが思っていた以上に賑やかな駅であった。

駅は2面2線と多少の留置線のある程度のこじんまりとした大きさ。留置線には客車が転がっている。トンブリー駅を発着する列車の本数は全部で16本と多くないが、7時台はちょうど列車の発着が輻輳する時間帯ということもあって、駅の構内はそれなりに人があふれていた。駅前には大きめの市場もあって、そちらも活況の様子。活気があるローカルの風景というのは見ていて楽しい。中央駅たるフワランポーン駅のような華やかさはないが、ローカル列車のターミナルとしてしっかりと機能しているようである。

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タイ国鉄 バンコク=トンブリー駅
2016.10.23/**

▲トンブリー駅と留置線群。奥が進行方向。手前に停まっているディーゼル機関車が257レの牽引機で、入換に向けてスタンバイ中

7時50分発のナムトック行257レは留置線に停まっている客車を使うようだ。牽引機となる4000形ディーゼル機関車にていったん客車を線路の終端側に引上げ、機関車を進行方向に付け替えた後、客車がホームに据え付けられる。ホームで待っていた人々がいっせいに乗り込むとともに、私も257レの乗客のひとりになった。気温は既に30度を超えているが、これから7時間ほど世話になる客車は非冷房である。

  • 1)バンコク=トンブリー駅はその所在からバンコク・ノイ駅とも呼ばれている。後者の方が通りがよいような感じ。

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