KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2018.07.05

押上線を走る6両編成が3年ぶりに復活。

D30160.jpg

京成3000形 3031編成
2018.6.21/八 広

▲2017年10月ダイヤ改正で設定された6両編成の普通押上行
  • [平日]694K 普通押 上
  • 始発:高 砂635 → 終着:押 上649
  • ダイヤ:2017.10.28改正
  • 備考:

平日694Kは平日の早朝に運転される普通押上行である。この列車の最大の特徴は6両編成という点で、現行ダイヤでは押上線を走る6両編成の定期列車はこの押上行とこの列車の折返しとなる普通高砂行の1往復だけという変わり種。2017年10月ダイヤ改正で新設された列車となるが、押上線を走る6両編成は2014年11月ダイヤ改正でいったん消滅しており、このほど3年ぶりの復活となった。しかし、なにゆえ押上線に6両編成が復活することになったのだろうか。

理由は単純で、同じ2017年10月ダイヤ改正で早朝に快速特急羽田空港行(582K)が1本新設されたことによる。この快速特急羽田空港行は、従来は快速上野行として運転されていた5A22ならびに押上線内を各駅に停車していた678Kのスジを繋げて快速特急に格上げした格好のものとして設定されたので、快速特急が通過する駅に対する救済が必要になった1)。押上線内の救済については、従来は高砂を7時46分に出庫していた49運行の出庫時間を約1時間ほど早め、95K運行として押上線を各駅停車で1往復させることにした。かくして、押上線に6両編成が戻ってくることになったのである。

・・・ところで、気になるのは95Kという運行番号。これは京成車の直通運用を示す事業者符号の「K」が付された番号だが、95K運行は押上〜高砂を1往復するだけである。都営浅草線に入るわけではないので、わざわざ「K」の付く運行番号でなくたっていいんじゃないのと思ってしまう2)。前述のように95K運行は49運行へとつながる運用なので、なんなら最初から49運行でもよさそうな気がしないでもないところ。都営浅草線に直通しない、かつ6両編成では唯一のK台運行というところで、95K運行そのものが珍運用になっているといえる。

  • 1)京成本線成田→京成津田沼間は回送列車1本を営業化し、これを救済に充てた。
  • 2)例えば、かつて運行されていた押上〜金町の直通列車は70番台の運行番号で、K台運行ではなかった。

関連記事

四直珍列車研究 98 - 平日 1400T

都営浅草線の大門〜泉岳寺間の開通からまもなく50年。すなわち、京成電鉄〜東京都交通局〜京急電鉄の3者直通運転が50周年を迎えようとしている。・・・というわけで、今回は京成線〜都営浅草線〜京急線を...

四直珍列車研究 98 - 平日 1400T
四直珍列車研究 97 - 平日 2472H・土休日 2462H

平日2472H、土休日2462Hは京急車の普通浅草橋行である。以前の記事でお伝えしたように、京成押上線の上り終電は普通浅草橋行というこの終電でしか見られない珍列車として運行されている。長らく...

四直珍列車研究 97 - 平日 2472H・土休日 2462H
四直珍列車研究 96 - 平日 853

平日853レは4両編成で運転される普通成田行である。たびたび話題にしているように、京成電鉄ではここ数年で4両編成の列車の削減を行なっている。特に2014年11月ダイヤ改正と2016年11月ダイヤ...

四直珍列車研究 96 - 平日 853
四直珍列車研究 95 - 平日 2370H

平日2370Hは成田スカイアクセス線上り最終のアクセス特急金沢文庫行である。2017年10月28日に実施された京成線のダイヤ改正は、成田空港アクセスの需要増に対応して、同空港への更なる利便性向上...

四直珍列車研究 95 - 平日 2370H
四直珍列車研究 94 - 平日 2324・土休日 2320

さて、まもなくダイヤ改正が行なわれる。ということで、恒例ながらダイヤ改正で消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。平日2324レ・土休日2320レ、成田空港始発の京成津田沼行である。京成本線...

四直珍列車研究 94 - 平日 2324・土休日 2320

京成珍列車