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エトセトラ

2019.03.31

年度末ということで、京成グループにおける2018年度の車両の動きをまとめてみよう。

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京成3600形 3648編成
2013.1.15/船橋競馬場〜谷津

▲2016年度より2年ぶりに廃車が発生した3600形。今年度は3648編成と3678編成が廃車になった
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京成3500形 3532編成
2008.1.3/新馬場

▲4両編成の運用数減に伴い廃車になった3532編成。同編成は長らく8両編成として走っていた時期があり、都営浅草線や京急線方面によく顔を出していた。写真は2008年の箱根駅伝開催に伴う行先変更で見られた快特京急川崎行

京成電鉄

- 新 造 - カッコ内は入線日
3039-8-3039-7-3039-6-3039-3-3039-2-3039-1(9/11)
3040-8-3040-7-3040-6-3040-3-3040-2-3040-1(9/27)
3041-8-3041-7-3041-6-3041-5-3041-4-3041-3-3041-2-3041-1(2/16)
3042-8-3042-7-3042-6-3042-5-3042-4-3042-3-3042-2-3042-1(3/1)

- 廃 車 -
3532-3531-3530-3529(9/14)
3678-3677-3676-3667-3666-3673-3672-3671(2/12)
3648-3623-3622-3643-3642-3641(2/27)
-3647-3646-(10/5)

​今年度、京成電鉄では3000形6両編成2本(3039編成・3040編成)と8両編成2本(3041編成・3042編成)を新造した。6両編成はダイヤ修正における輸送力増強用として9月に、8両編成は3600形の置換え用として2月に、それぞれ登場している。廃車となったのは3500形4両と3600形16両。3500形更新車に初めて廃車が発生したほか、3600形の置換えが2年ぶりに進行することとなった。

28両が新造されたのに対して廃車が20両なので、今年度は8両分が純増ということで1年を終えている。このうちの4両はダイヤ修正における輸送力増強分1)にあたるため、残りの4両編成1本分が予備として増えた分となる。4両編成は3本の運用数に対して5本の編成が在籍しており、今のところ比較的余裕のある状態になっている。

他方、デジタル無線関連の予備車として10月より6両編成で運用していた3648編成は、6両編成化に伴い編成から抜かれた3647-3646の2両と合わせて8両編成で置換えられることになった。これにより6両編成は1本減となっているが、ここらへんは余裕のある4両編成を共通予備的に用いて6両編成の不足分を補っているようである。3月に入ってから4両編成である3516編成と3524編成、3536編成がたびたび6両編成に組成されて運用に入っている。

京成電鉄は今年度をもって3000形の新造を終了することを明らかにしており、3000形は3042編成がラストナンバーということになった。2002年度に登場した3000形は7次車にあたる3050形を合わせると全部で48編成326両という大所帯で、これは京成に在籍する車両の6割近くが3000形になるという計算。まさに3000形を見ない日はないといった感じになっている。そして、来年度には新形式の新型車両が登場する見込みで、こちらも実に楽しみだ。

新京成電鉄

続いて、新京成の車両の動きも見てみよう。

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新京成N800形 N858編成
2018.9.10/千葉中央

▲8月に登場したN800形N858編成。行先表示器がフルカラーLEDになっているのが特徴
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新京成8000形 8514編成
2018.1.11/幕張本郷〜幕張

▲8512編成を除いて新京成最後の旧塗装となっていた8514編成。N858編成に置き換えられたことにより、車両におけるジェントルピンクの新デザイン化が完了した

- 新 造 -
N858-N857-N856-N853-N852-N851

- 廃 車 -
8514-8028-8027-8026-8025-8513

- 更 新 -
8816-6-8816-5-8816-4-8816-3-8816-2-8816-1

新京成電鉄では3年ぶりにN800形を新造、N858編成で8000形8514編成を置き換えた。これにより、リバイバルカラーとなっている8512編成を除いてアイボリー+茶帯の旧塗装が消滅し、2014年度より行なわれているジェントルピンクの新デザイン車両化が完了した。また、2016年度より8800形を対象に実施されているリニューアル工事は、今年度は8816編成が実施。京成線直通対応の8800形でのリニューアル車は今回が初登場2)となる。

8514編成の廃車で発生したVVVFインバーターは、8900形8928編成のVVVFインバーター更新に流用されている。これにより、8900形は8918編成と8938編成と合わせて全3編成が8000形由来のIGBT-VVVFインバーターとなり、オリジナルのGTO-VVVFインバーターが消滅した。このほか8900形については、8918編成でパンタグラフの換装(工進精工所製KP91形→東洋電機製PT71形)や車内表示器のLCD化、自動放送の更新が実施されるなど新しい動きも出てきている。これらのメニューが他の2編成にどのタイミングで波及するかどうか気になるところ。

なお、京成3000形が製造終了したことから、ほぼほぼ同型であるN800形もN858編成が最終編成になるものと思われる。したがって、次の新京成の新造車両は新型の車両となることが見込まれる。京成3000形とN800形の関係のように、新京成の次の新型車両が京成の新形式車両に準じたものになるのか、はたして。

  • 1)4両編成の運用2本を6両編成に増強。
  • 2)SiC素子を適用したVVVFインバーター搭載車両は、8803編成が既に京成線に直通済み。

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