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エトセトラ

2019.10.25

まもなくダイヤ改正が行なわれる。というわけで、ダイヤ改正直前の恒例にしている消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。

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都営5300形 5322編成
2019.9.22/大森海岸

▲ダイヤ改正で運転区間が成田空港まで延長され、見納めとなるエアポート急行佐倉行
  • [土休日]911T エアポート急行佐 倉
  • 始発:羽田空港国内線ターミナル921 → 終着:宗吾参道----
  • ダイヤ:2016.11.19改正
  • 備考:品川から快速、佐倉から回送

土休日911Tは、都営車で運転されるエアポート急行佐倉行である。羽田空港を発着するエアポート急行は数多く走れど、現行ダイヤにおいて佐倉行というのはこの列車のみで見られる行先種別の組み合わせ。土休日に1本のみ走る、まさに珍列車となっていた。2012年10月ダイヤ改正で913Tとして登場したもので、2016年11月ダイヤ改正から911Tとして走っている。

もともと京急線内における佐倉行は珍しいものではなかった。2002年10月ダイヤ改正より日中時間帯に走っていた羽田空港〜成田の運行系統が2006年10月ダイヤ改正で佐倉発着に短縮されると、京急線内でも毎時3本の佐倉行が走ることとなった。佐倉行はむしろ京成本線直通列車の主役だったのである。

京急線内で佐倉行が珍しくなったのは2010年7月の京成成田スカイアクセス線開業に伴うダイヤ改正のこと。それまで佐倉行として走っていた列車が成田スカイアクセス線を経由する成田空港行にシフトしたためである1)。ところが、この佐倉行から成田空港行への変更は日中時間帯のみだったので、土休日ダイヤの朝方に京成本線直通列車として佐倉行がわずかながらに残ることになった。当列車は2012年10月ダイヤ改正で設定されたものとなるが、2010年7月ダイヤ改正で大量消滅した佐倉行のいわば生き残りだった。

冒頭で述べたとおり、エアポート急行佐倉行はいったん見納めとなる。26日に実施されるダイヤ改正にて、京成線側で変更が生じるためだ。京成ではダイヤ改正で、日中時間帯における特急成田空港行の一部を快速特急成田行に変更、合わせて佐倉発着の快速の一部を成田空港発着に変更する。911Tはこの行先変更の対象となったため、26日以降はエアポート急行成田空港行(京成本線経由)として走るようになる。

  • 1)日中時間帯の佐倉行の約半数が成田空港行(成田スカイアクセス線経由)に変更され、残りは高砂行になった。

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