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エトセトラ

2020.01.31

令和最初の臨時シティライナー「成田山開運号」。

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京成AE形 AE9編成
2020.1.25/ユーカリが丘〜うすい

▲今年で4年目の運転となった臨時シティライナー「成田山開運号」。ヘッドマークにも多少の変化が(どこが変わったか分かるかな? →昨年の記事

京成電鉄では、成田山への多客対応として1月の土休日ダイヤ実施日に臨時シティライナー「成田山開運号」を運転した。今年で4年目となる「成田山開運号」だが、2019年10月ダイヤ改正に伴って運転内容に多少の変化が生じている。そのあたりのことを中心に見ていこう。

号数を変更

12月31日〜1月1日の大晦日終夜運転ダイヤで運転される下り成田行が225号、上り成田行226号となった(昨年は下り:95号・上り:96号)。土休日ダイヤ実施日に運転される列車については変更なし(下り:91号・上り:92号)。

シティライナー成田行:運転時刻の変更

午前中の下り方向に運転される成田行の運転時刻が、昨年度の上野9時2分発→成田10時ちょうど着から上野9時7分→成田10時4分着に変更された。2019年10月ダイヤ改正で上野9時ちょうど発のスカイライナーが設定されたためで、これとバッティングしないようシティライナーを5分程度後ろにずらした格好となる。

上りシティライナー上野行:出庫列車を成田折返しに変更

午後に運転される上野行についても運転方に変更が生じている。午後の上野行のシティライナーについて、以前の記事でもご紹介したように、宗吾車両基地を出庫した回送列車は始発駅である成田をいったん通り越して東成田まで走行、折返しで成田まで回送の上、成田からシティライナー上野行として走っていたが、現行ダイヤでは宗吾車両基地出庫後、成田で直接折返すように変更された。2019年10月ダイヤ改正で成田発着の快速特急と成田空港発着の快速が新設され、シティライナーの後続列車が成田15時19分発の特急上野行から同16分発の快速西馬込行となったためで、東成田方からシティライナーを入線させる時間的余裕がなくなったための変更とみられる。

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京成AE形 AE9編成
2020.1.26/成 田

▲成田4番線・5番線から発車するシティライナー上野行。現行ダイヤで成田を逆出発する営業列車はこの上り臨時シティライナーのみ
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AE51運行 2019年と2020年における出庫の動き

▲午後のシティライナーの出庫の動きをダイヤグラムふうに描画したもの。上が2019年、下が2020年。5分目。2020年のダイヤでは、シティライナー上野行が発車する15時14分近辺に列車が輻輳しているのがわかる。※AE51運行と関係列車のみ記載

成田における発着は山側の4番線・5番線で、客扱いは4番線側で実施。シティライナー上野行は成田を逆出発の後、上野方の両渡り線を使って上り線に転線する。現行ダイヤではこのような進路を取る定期営業列車は設定されていない1)ので、貴重な場面となった。

余談ながら、成田駅の4番線・5番線から発車する列車は発車標における発車番線が5番線と表示されてしまうらしく、シティライナー上野行が発車する時間帯だけ発車標を強制的に「調整中」の表示にして凌いでいた。成田駅では通常4番線での客扱いを実施していない2)ためと思われるが、発車標でシティライナーの案内を出したくても出せないという苦しい対応3)であった。

それぞれの運転日における使用編成
  • 12/31、1/1(終夜臨):AE9編成
  • 1/1〜5:AE7編成
  • 1/11〜13:AE9編成
  • 1/18、19:AE6編成
  • 1/25、26:AE9編成
  • 1)回送列車としては成田着→折返し宗吾入庫する運用を中心に何本かの設定がある。
  • 2)成田駅4番線には、ホーム上に「4番線側開扉禁止」と書かれた乗務員向けの注意喚起のシートが貼ってある。
  • 3)発車標でシティライナーの表示を見て、シティライナーに乗ってみようかという人もいるだろうに。

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