KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

etc...

エトセトラ

2020.06.22

京成3000形、3003編成のSiC-VVVFインバーター試験が終了。

D31475.jpg

京成3000形 3003編成
2019.1.18/ユーカリが丘〜京成臼井

▲2016年12月よりSiC-VVVFインバーターの試験をしていた3003編成
X79378.jpg

京成3000形 SiCを適用したVVVFインバーター装置
2020.5.23/**

▲3003-7号車に試験搭載されたVVVFインバーター装置。3100形では同等のものが採用されている

2016年12月よりハイブリッドSiCを適用したVVVFインバーターに換装されていた3003編成だが、このほど試験を終了し、元のIGBT-VVVFインバーターに戻された。SiC-VVVFインバーターを搭載した状態での最終運用は6月11日の43運行で、942にて宗吾車両基地に入庫した後、入場。3003-8、3003-7号車ユニットの制御装置などの交換が行われた。18日のS49運行で試運転を実施し、同日の1742より営業運転に復帰している。同編成がSiC-VVVFインバーターを搭載していた期間は約3年半であった。

当該VVVFインバーターの製造元である東洋電機のレポート1)によれば、3003編成の試験は当初より3100形を見据えたものであった模様。VVVFインバーター装置のほか、フィルタリアクトルと主電動機を高効率のものに交換した上で回生ブレーキのパターンを変更し、従来の3000形との消費電力の比較を行った。その結果、18%程度の省エネルギー化が確認できたという。

3003編成の成果はもちろん3100形に反映された2)わけだが、惜しむらくはその走行音であろう。3100形の起動音はほぼほぼ3000形と同じなので、3003-8+3003-7の電動車ユニットが奏でていた音は唯一無二のまま終わってしまった。

走行音はこちら:【走行音】京成3000形SiC-VVVF試験車【東洋電機】(YouTube)

関連記事

京成3000形 過渡期的顔面4態

京成3000形の過渡期的顔面4態。2002年度に登場した京成3000形は2018年度まで実に17年にわたり製造が続けられ、3050形を含めると8両編成19本、6両編成29本、合わせて326両と...

京成3000形 過渡期的顔面4態
京成3000形・3700形 デジタルSR無線アンテナの本設始まる

2021年3月の運用開始を予定している京成線のデジタルSR列車無線の導入について、このほど新しい動きがあったので見てみよう。2017年度より進められている京成線の列車無線更新。これに関連して...

京成3000形・3700形 デジタルSR無線アンテナの本設始まる
京成3000形など 「逗子・葉山」駅名変更に伴う行先表示の改修

3月14日に予定されている京急線の駅名変更に伴い、京成3000形などで行先表示器の改修(ROM更新)が行なわれている。行先表示器の改修について、現時点で確認できている内容は以下のとおり。合わせて...

京成3000形など 「逗子・葉山」駅名変更に伴う行先表示の改修
新型車両 京成3100形(3150形)を考察する

ついにベールを脱いだ京成電鉄の新型車両、3100形(3150形)。京成電鉄では、かねてより2019年度中における新形式通勤型車両の導入を明らかにしていたが、このほどその新型車両が3100形として...

新型車両 京成3100形(3150形)を考察する
京成3000形 SiC-VVVFインバーター試験車

京成3000形3003編成に異変。12月下旬より、3000形3003編成が制御装置を新型のVVVFインバーターに交換して運用に入っている。今回は試験搭載らしく交換されたのは3003編成の上野方...

京成3000形 SiC-VVVFインバーター試験車

京成改造