2020.07.21
京成3500形が成田スカイアクセス線を走る。

京成3500形 3528編成
2020.7.20/印旛日本医大〜成田湯川
7月19日、京成3500形が終電後に宗吾参道○→京成高砂→印旛日本医大△、印旛日本医大○→空港第2ビル→宗吾参道△という行路で試運転を実施した。試運転の目的は単純に3500形の成田スカイアクセス線への入線確認だった模様で、3500形が初めて成田スカイアクセス線への入線を果たした。試運転の運行番号は19Kとして設定。まさしく、19日の終電後に3500形が19K運行で成田スカイアクセス線にイクイク〜というわけだった。
編成は3528-27+3556+34-33という8両編成が使用された。3500形の8両編成が走るのは1年7ヶ月ぶりのこと。この8両編成は翌日にもすぐ分割されたので、今回の試運転のためだけに編成を組み換えたということのようである。
[3528-27+[3556-55-54-53]
[3536-35-34-33]
↓
[3528-27+[3556-55-54-53]+34-33]
[3536-35-
さて、3500形が成田スカイアクセス線への入線確認をした理由ははたして何なのか。もしかして3500形がアクセス特急に充当・・・? いやいや、スカイライナーの代走として160km/hで走って空中分k・・・などさまざまな憶測を呼んだが、実際のところは8月1日に運転されるイベント列車のためだったということのよう。京成トラベルサービスが主催する「懐かしの京成電車運行ツアー」の中で、京成上野→成田空港を3500形にて成田スカイアクセス線経由で移動するという内容があることが21日付のプレスリリースで明らかになっている。
なお、3500形は今回の試運転で現在営業している京成線の全線を走破したことになる。これは現有の形式では唯一となる快挙だ。3500形はあと数年で導入開始から半世紀が経とうとしているが、4両編成から8両編成まで組成可能な老兵だからこそなせる業と言える。
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