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エトセトラ

2022.01.21

京急大師線の少し寂しいお正月。

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京急1500形 1505編成
2022.1.12/港 町

▲干支ヘッドマークのない2022年正月の京急大師線。写真にしてみればただの日常の大師線である

1899年1月に開業した大師電気鉄道に始まり、現在も川崎大師への参拝の足として親しまれている京急大師線。2022年正月、そんな大師線に異変が生じている。毎年恒例の干支ヘッドマークが掲出されていないのだ。

大師線の干支ヘッドマークは、例年元日から節分までの期間に掲出される同線の風物詩。いつから始まったのかは定かではないが、少なくとも700形がいた時代から20〜30年にわたり掲出され続けてきたものである。2010年からはその図柄を一般から募集し、優秀な作品をヘッドマークとして掲出するということも行われていた。2022年のヘッドマークに対する募集が行われなかった時点で既に怪しい雰囲気が漂っていたが、案の定、ヘッドマークは掲出されなかった。

干支ヘッドマークが掲出されていない理由として可能性が高いのは、やはり車両の都合だろうか。現在、京急ではL/C座席でトイレ付きの新型車両1000形1890形を導入しているところだが、これに伴い1500形4両編成の廃車が始まっている。既に1509編成と1513編成が運用を離脱しており、1500形に代わって600形や1000形が大師線に入ってきている。大師線はいま、車両の置き換え時期に差し掛かっている。

大師線の干支ヘッドマークは、車両側に設置されているステーに引っ掛けて掲出する板状のものが長らく使われている。干支ヘッドマークは車両ではなく運用に対して固定なので、着脱式である必要があるためだ。600形以降のいわゆるバルーンフェイスと呼ばれる顔つきの車両にはこのステーがないため、干支ヘッドマークを掲出することができない。実際、昨年までの干支ヘッドマーク期間中に1000形が大師線に入線した場合は、ヘッドマークなしで運用されていた。

今年は前述のように1500形の置き換えが進んでいるため、必然的にヘッドマークを掲出できない車両の登板が増えることになる。せっかく一般から図柄を募集したヘッドマークを掲出する機会の減少、あるいはその保証すらできなくなるとなれば、最初からヘッドマークを掲出しないという選択肢があっても不思議ではないわけだ。

大師線の干支ヘッドマークどうするの問題は、弊サイトでも2年前くらいからどうするのと疑問にしていたところ。問題は1500形がいなくなってから本格化すると思っていたが、まさか1500形がいるうちから掲出するのをやめてしまうとは・・・。大師線については大晦日から元日にかけての終夜運転もやはり新型コロナウイルス感染症の影響で実施されていない。終夜運転にヘッドマークもなし、沿線に川崎大師という全国でも屈指の初詣参拝客数を誇る寺社仏閣を擁する大師線にしては、なんとも寂しい正月を迎える羽目になってしまった。

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