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エトセトラ

2022.09.29

京成本線、実籾〜八千代台での線形改良工事に動き。

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京成3000形 3017編成
2022.9.21/実籾〜八千代台

▲京成本線実籾〜八千代台での線形改良工事により切り替えられた下り新線を行く京成3000形。一番手前が上り線、真ん中が16日までの旧下り線
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京成本線 実籾〜八千代台間線形改良工事
2022.9.21/**

▲切り替え区間の成田方終端を見る。線路の移設により見通しが悪くなったため、その先の閉塞信号機に対して中継信号機が新設されている
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京成本線 実籾〜八千代台間線形改良工事

▲線形改良工事の概要(筆者作成、再掲)

京成本線実籾〜八千代台間で進められている線形改良工事。9月16日の終電後から翌17日未明にかけて下り線の切り替え工事が実施され、始発列車より新下り線の使用が開始された。工事は旧実籾第4号踏切(千葉県道262号と立体交差するところ)付近の通称「実籾カーブ」で実施。上下線を山側に移設し、曲線を緩和しようというものである。

線形改良により当該のカーブはR=300からR=400となり、スピードアップや乗り心地の改善などが期待される。今のところ、当該カーブにかけられている速度制限は従来からの75Km/hのままとなっているが、ダイヤ改正などのタイミングに合わせて速度制限の緩和や運転時分の短縮などが行われるものとみられる。

今後は旧下り線を撤去の後、新上り線の改良に移行する予定。現場に掲示されている看板によれば、工事完了は2023年3月末とのこと。

こちらもどうぞ:【線形改良】京成本線実籾〜八千代台下り新線【前面展望】

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